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知らないとヤバい!仮想通貨で起こりうる4つのリスク

まだ市場としても成長途中の仮想通貨は、大きなリターンが期待できる反面大きなリスクも覚悟しなければなりません。今回は仮想通貨を取り扱う上で知っておきたい4つのリスクについて紹介します。

暴落による損失のリスク

仮想通貨の相場はFXや株と比較しても変動幅がかなり大きいです。2017年末から2018年初頭のビットコインは、1BTC=200万円以上の値をつけていました。しかし2018年7月現在では2018年初頭より大きく値を下げ、1BTC=100万円をなかなか超えられない状態にあります。
このように相場が不安定になっている理由のひとつとして、国や地域による仮想通貨に対する考え方の違いがあります。日本では比較的寛容ですが、中国やインドでは仮想通貨の取引が禁止されています。特に中国は人口が多いだけではなく、元々仮想通貨の取扱量も多い地域でした。しかし今では多くの仮想通貨取引所が閉鎖を余儀なくされ、仮想通貨市場も縮小しています。

詐欺やハッキングによるリスク

2018年1月には、日本の仮想通貨取引所コインチェックでNEMの大量流出という事件が発生しました。しかし、狙われているのは取引所だけではなく、個人保管の仮想通貨もハッカー達の標的となっています。詐欺やハッキングの手段はますます巧妙化しています。

最近では仮想通貨発行体の公式サイト・仮想通貨取引所・仮想通貨のウォレットの偽サイトを作り誘導するという手段も見られます。更にSNS上で名前を似せたアカウントを作り、公認マークまでつけています。

詐欺やハッキングの被害を減らすためには、どのような被害が出ているのかどのような対策があるのか情報収集するのが有効です。しかしそのような情報サイトでさえも不確かな情報を提供して場を混乱させるアカウントも存在します。信頼できる情報サイトを見つけることが何より大切です。

取引所のトラブルによるリスク

2018年1月のコインチェックNEM大量流出事件では、運営元であるコインチェック株式会社にも金融庁からの捜査が入りました。しばらくの間法定通貨・仮想通貨ともに入出金が停止され、新規口座開設も制限されました。2018年7月現在、入出金停止は解除されたものの新規口座開設は未だに制限されたままです。

更に事件前に取り扱っていたモネロ・ダッシュ・ジーキャッシュ・オーガーの4銘柄の取り扱いを終了しています。これら4銘柄を引き続き取り扱うためには、コインチェック以外の取引所を使わなければならないことになります。

最近の取引所関連のトラブル事例は、金融庁からの業務改善命令関連です。コインチェックのNEM大量流出から始まった業務改善命令は、2018年7月までに認可済み・未認可のみなし業者合計で国内12社に対し15回発令されています。このような情勢から7社が撤退を表明しました。

※ペイワードジャパン(取引所名Kraken)は、日本からの一時撤退になります。再度日本市場に進出可能性も示唆しています。

これらの仮想通貨取引所に法定通貨・仮想通貨を預けていた人は、出金を余儀なくされました。また撤退までは追い込まれていないものの、bitFlyerやビットポイントなどの認可済みの仮想通貨取引所も業務改善命令を受けています。これらの仮想通貨取引所でも新規のアカウント作成一時停止などの対応をとっています。

ヒューマンエラーによるリスク

仮想通貨にはヒューマンエラーを起こしやすい要素が複数存在します。そのひとつがアドレスや秘密鍵の管理ミスです。仮想通貨を管理する上でアドレスと秘密鍵の2つは必須です。しかし、これらを間違えて記録したり紛失したりすると2度と取り出せなくなります。

手書きで入力する場合には「0」と「o」、「i」と「l」など間違いやすいアルファベットを見分けなければなりません。

コピーする場合はアドレスや秘密鍵を確実にコピーできているか一度確認することをお勧めします。

QRコードを使えばアルファベットの見間違いなどのミスは防げますが、アドレスのつもりで秘密鍵のQRコードを読み込んでいたなどのミスが存在します。

アドレスや秘密鍵を保管していても、保管元のハードディスクやメモした紙を紛失したというケースもあります。ビットコイン黎明期からマイニングを行っていたジェームズ・ハウエルズは、2009年に7,500BTCを購入したものの記録したハードディスクを捨ててしまいました。このハードディスクは未だに見つかっていません。現在のビットコイン相場は1BTC=70万円前後ですが、当時は1BTC=0.1円以下でした。捨てるまではいかなくとも、雷や熱暴走などでハードディスクが壊れることは十分に考えられます。ハードディスク以外の保管先を検討しておくことも重要です。

この他には仮想通貨を送金する時に誤ったアドレスに送金する、小数点以下の桁数を間違えるなどのヒューマンエラーが存在します。

まとめ

仮想通貨を取り扱う上でリスクを抱えるのは仕方の無いことです。しかし対策次第でリスクを軽減することもできます。自分なりの対策方法を見つけ出すことが仮想通貨を安全に取り扱うコツです。


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