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アルゴランド財団:Curvegridとの業務提携を発表

今月7日、アルゴランド財団が東京に本社を置くCurvegridと業務提携を結んだと明らかにしました。この提携でCurvegrid社のインフラ技術「MultiBaas NFT Bridge」が、アルゴランドのエコシステムへの導入が開始されます。また今後アルゴランドブロックチェーン上でのより広範なNFT活用が期待されるということです。

Curvegridは2017年に創業した新しいブロックチェーンソフトウェア企業であり、ブロックチェーン開発を効率化するための分散型アプリケーションプラットフォーム用ミドルウェアの「MultiBaas」開発に取り組んでいます。Curvegrid社は現在に至るまでにもこれらのソリューションで国内企業と提携を進めてきました。さらにデジタルアート・イベント分野でNFTを使ったデジタルアーティストの市場参入の障壁を下げる活動や、デジタル取引の信頼性強化にも貢献しています。

Curvegirdの共同設立者であるジェフリー・ウェントワース氏は6年間、ゴールドマンサックスで勤務しており、もう1人の共同設立者であるウィリアム・メトカーフ氏はギルト・グループ・ジャパンCTOを務めたという経歴を持つ人物です。今回の発表についてジェフリー・ウェントワース氏は次のコメントを発表しています。

「MultiBaas Bridgeは近年話題となっているNFTやDeFi・オンラインゲーム・VRを始め、金融サービスなどのアプリケーションにデジタル資産のクロスチェーン機能を直接統合することを可能にした画期的なシステムです。この機能をアルゴランドのエコシステムに導入すれば、市場に複雑なDappsを投入することが簡単にできてしまうのです。アルゴランドを基盤とする企業は複数のブロックチェーンを超えて、安全かつ迅速でコスト効率も高いというメリットを得ることができます。」

プレスリリースの中でアルゴランド財団CEOであるSean Lee氏は「この提携によりアルゴランドのエコシステムに革新的なMultiBaas Bridgeの導入が可能になったことを嬉しく思います。今回の取り組みは日本企業とでは初めてパートナーシップであり、日本やアジア、そして世界で成長するNFTエコシステムにもたらされる影響に期待しています。」と述べました。

アルゴランドブロックチェーンでのNFT活用

このアルゴランドブロックチェーンはNFTの作成を容易に行うことができるだけでなく、取引手数料が他と比べると低いこと、またフォークしないことなどが特徴となっています。今回の提携でCurvegrid の「MultiBaas Bridge」がアルゴランドのエコシステムに導入されることにより、開発者はNFTやブロックチェーン技術を法人または個人向けのモバイルアプリにシームレスに組み込むことが可能になります。