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ソニー:Sun Asteriskと共にNFT関係企業をシンガポールに設立

4月11日、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社株式会社Sun Asteriskと共にNFT事業専門の企業をシンガポールに設立したと明らかにしました。

今回設立された企業の名称は「Sony Network Communications Singapore Pte. Ltd.」であることがすでに決定しており、NFT市場でコンサルティング事業や開発受託事業を推進するために運営されていくということです。またWeb3.0(分散型ウェブ)の世界において創出される多様な経済圏への貢献を目指すとしています。

ソニーネットワークコミュニケーションズはインターネット通信事業やIoT事業などを手掛ける日本でも名の知られた企業です。今回パートナーとなったSun Asteriskはデジタル・クリエイティブスタジオ事業を主に行なっており、あらゆる産業のデジタル化を促進することで社会をアップデートする価値創造の実現を企業理念として掲げているのです。

今回の発表では企業の概要とともにNFT市場の急速な拡大と更なる普及への期待も同時に示された形となっています。ソニーネットワークコミュニケーションズは発表の中で「NFTは唯一無二のデジタルデータである。ゲーム・アート・スポーツ・音楽・不動産など、様々な業界で新たなビジネスの構築や活用が進んでいる。」とコメントしました。

元々ソニーネットワークコミュニケーションズには通信事業やサービスソリューション事業などにおける知見や実績が多く存在します。Sun Asteriskには開発・運用リソースやノウハウ・技術力が備わっているため、両社の強みを同時に利用することにより、拡大が続くNFT市場においてWeb3.0の経済圏に貢献したいとの強い思いもあるようです。

新企業の設立は2022年4月され、資本金は約1.1億円となっています。またこの企業にはソニーネットワークコミュニケーションズが70%、Sun Asteriskが30%の割合で出資を行なっていくということです。

ソニーのこれからはいかに?

ソニーのグループ企業はNFT以外にも新しい技術を積極的に事業拡大を行なっています。

2022年1月にはゲーム事業を行うソニー・インタラクティブエンタテインメント社が、次世代のVRゲームシステムのリリース予定を発表し話題を集めました。この新システムにより、プレイヤーはゲーム内に実在しているかのような感覚や没入感、エモーションをますます高められるということです。

また今週にはソニーグループ自身が「フォートナイト」などのゲームを手掛けるEpic Gamesに約1,250億円出資することも判明しています。

今回でEpic Gamesへの出資が3回目となっています。Epic Gamesはソニーグループに加え、玩具会社レゴの親企業KIRKBIからも10億ドルの出資を受けており、調達資金はメタバースの構築と企業の成長に利用するということです。