仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)とは？概要や特徴を徹底解説

江口

6年 ago

BitMEX(ビットメックス)は日本国外で運営されている仮想通貨の取引所です。

単純にビットコインを売買するだけであれば、わざわざ海外の取引所を利用する必要はありません。

しかし、ビットメックスには現在日本国内で運営されているどの取引所にも無い魅力的な特徴を持っています。

今回はビットメックスの概要や特徴、利用するメリットやデメリットなどを詳しく解説していきます。

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BitMEX(ビットメックス)の概要

仮想通貨取引所「BitMEX」を運営しているBitMEX社は、東アフリカにあるセーシェルという国に設立されています。

BitMEX社には親会社である「HDR Grobal Trading Limited」があり、こちらは台湾で設立されています。

創業メンバーは両社とも同じであり、BitMEX社はHDR Grobal Trading Limited社の100%子会社ですので、実態としては香港でビットメックスのサービスが運営されています。

現在、ビットメックスで取引可能な仮想通貨やトークンは以下の8種類です。

ビットコインの取引単位は通常BTCとして表記されますが、ビットメックスではXBTとして取り扱われます。

XBTはビットメックス内で取り扱われるビットコインの専用取引単位であり、価値としては1BTC＝1XBTです。

XBTという独自単位を設定することで、後述するハイレバレッジ取引が可能となるため、このような仕様となっています。

ですが、実際に取引をする上ではあまり意識する必要のない部分ですので、まずは「BitMEXではビットコインのことをXBTと呼ぶんだな」といった程度に理解しておきましょう。

ビットメックス最大の特徴であり、メリットでもあるのがレバレッジ取引です。

ビットメックスでは、最大で100倍までのハイレバレッジ取引が可能です。

国内の取引所でもレバレッジ取引が可能な取引所はありますが、そのレバレッジ倍率は最大でも15〜25倍程度の取引所がほとんどです。

更に、ビットメックスでのレバレッジ取引には追証がありません。

つまり、元手以上の損失に対して強制的にロスカットが行われるため、追加で証拠金の入金を求められることはありません。

このため、ビットメックスはレバレッジ取引初心者の方、ハイレバレッジに挑戦したい上級者の方のどちらにもおすすめな取引所です。

また、ビットメックスではビットコインだけでなく、アルトコインに対してもレバレッジ取引が可能です。

XRPでは最大20倍、ETHでは最大50倍のレバレッジ取引が可能となっています。

日本語対応している取引所で、アルトコインのレバレッジ取引が可能なところは決して多くないため、ビットコイン以外のレバレッジ取引を始めてみたいという方も、ぜひビットメックスを利用してみてください。

ビットメックスは非常に魅力的な取引所ですが、日本の取引所しか利用したことがない方にとっては、いくつか意識しておくべき注意事項があります。

ビットメックスでは日本円やUSドルなど法定通貨での入金に対応しておらず、ビットコインでの入金にのみ対応しています。

このため、ビットメックスで取引を始めるためには、事前に日本円を別の取引所に入金し、ビットコインに替えておく必要があります。

初めてビットメックスで取引される場合には忘れずに準備しておきましょう。

ビットメックスからXBTを出金できるのは1日1回、日本時間の21時に限定されています。

これはセキュリティ上の処置があるためですが、国内の取引所と同じ感覚で出金手続きを行うと、想定以上に時間がかかってしまうということになりかねません。

また、ビットメックスでは資産をXBTとして保有するため、当然その価値はビットコイン価格の上下に合わせて変動してしまいます。

ビットコインが高騰した場合には何もせずに資産価値が高まることになりますが、その逆も然りです。

こういった事情を踏まえて、こまめに出金しつつ資産管理を怠らないことをおすすめします。

国内の取引所しか使ったことが無い方にとっては、海外の取引所を開設して取引をすることを難しいと思われるかもしれません。

しかし、ビットメックスは日本語対応の他、その取引実績の多さからインターネット上でもたくさんの情報が提供されています。

初めて海外の取引所を利用する場合には間違いなくNo.1におすすめの取引所ですので、ぜひチャレンジしてみてください。