クリプト占い師

世界シェアNo1の仮想通貨マイニング企業Bitmain(ビットメイン)が破産する?

仮想通貨マイニング及びマイニング機器販売で世界的なシェアを誇る、Bitmain(ビットメイン)がすぐにでも破産する可能性があるとBitcoinExchangeGuideが報じました。Bitmain(ビットメイン)はどの様な企業か?なぜ破産する可能性が報じられたのか?分析していきます。

結論からお伝えすると、破産しそうな要因はありますが、今後のBitmainの取り組みや仮想通貨市場の動向次第ではすぐに破産するとまでは言い切れないようです。

Bitmain(ビットメイン)とは?


Bitmain(ビットメイン)とはマイニング機器「Antminer」の販売や仮想通貨マイニングやマイニングプール、クラウドマイニングなどマイニング事業に特化した企業です。Bitmainは2013年に設立され、北京に本社を置き、香港を含む中国全土にオフィスを構え世界中にオフィスを構えています。


(Bitmain社のAntminer S9i)

ビットコインマイニングは世界最大のシェア(32%)

Bitmainはビットコインで世界最大のマイニング量を誇っており、総ハッシュレートの約32%をBitmainの子会社が占めています(2018年9月18日現在)。BitmainはAntpoolとBTC.comの2つの子会社でマイニングを行っています。

■ビットコイン(BTC)マイニングプールのシェア

https://www.blockchain.com/ja/poolsより

また、Bitmainはシェア第3位のViaBTC(13.1%)に対しても2017年2.9Mドル(約3.2億円)の投資を行っている。ViaBTCも含めた場合のシェアは45.3%となる。

8種類の仮想通貨マイニング

BTC.comはビットコイン専用のマイニングプールですが、Antpoolはビットコインを含む8種類の仮想通貨マイニングを行っています。【ビットコイン(Bitcoin)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ライトコイン(Litecoin)、イーサリアム(Ethereum)、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic)、ジーキャッシュ(Zcash)、ダッシュ(DASH)、シアコイン(Siacoin)】

Bitmainの創業者Jihan Wu(ジハン・ウー)とは?

Bitmainの創業者Jihan Wu(ジハン・ウー)氏は北京大学で経済学と心理学を学び、サトシ・ナカモトのホワイトペーパーを英語から中国語に翻訳した最初の人物と言われている。2011年には中国の仮想通貨関連ニュースサイト「8BTC」を設立。2013年にマイニング機器の製造を始め、Micree Zhanと一緒にBitmainを設立。

2017年仮想通貨業界で最も影響力のある人物に選ばれている。

 

Bitmain(ビットメイン)はすぐに破産するのか?

この仮想通貨業界に最も影響を与える創業者Jihan Wuのいるマイニングトップシェアを誇る企業に対してなぜBitcoinExchangeGuideは破産の危機を報じているのでしょうか。

■BitcoinExchangeGuide『Top Bitcoin Crypto Mining Leader Bitmain Could See Bankruptcy Soon(仮想通貨マイングのトップ企業ビットメインがもうすぐ破産する)

今回の報道の原因と、3つの破産要因をご紹介します。

Bitmain(ビットメイン)多額の損失の可能性

BitcoinExchangeGuideの報道の原因は、仮想通貨取引所Bitmex(ビットメックス)のリサーチ部門(ビットメックス・リサーチ)が『マイニング大手Bitmain(ビットメイン)は多額の損失のBitmex Research可能性がある』と2018年8月30日に発表したレポートです。https://blog.bitmex.com/unboxing-bitmain/

レポートによるとBitmainは2017年に高い収益性と現金生成率を示したが、現在は損失を生む可能性があることを財務データが示しているとの事。

要約:この記事では、BitMainの財務データをレビューおよび分析します。財務データは、IPO前のプロセスの一環として利用可能になっています。数字はBitmainが2017年に高い収益性と現金生成率を示したが、現在は損失を生む可能性があることを示している。BitMainはBitcoin Cashを買収した営業キャッシュフローの大半を費やし、結果として328百万米ドルの損失を計上した可能性があります。我々は、IPO自体はうまくいくかもしれないと結論づけるが、投資家資本の配分が重要であり、経営陣はこの分野で改善する必要があるかもしれない。(レポートより抜粋)

※Bitmainの財務データは以下のリンクから確認可能(中国語)です。
https://imgur.com/a/HYVg6ZJ

破産要因①:Bitmainが主に保有するBitcoin Cashの下落

■2018年8月28日現在の価格に基づくBitmexの予測と2018年3月31日のコイン保有額

破産要因の1つとして、同社のビットコインキャッシュを主とした仮想通貨資産とその下落が挙げられます。Bitmainは2017年の営業利益の多くを仮想通貨投資へと回しています。

※2018年3月時点で約12億ドル(約1300億円)、BCHは約890億ドル(約980億円)を保有。

レポートではBitcoinCashへの投資後に約3億2,800万ドル(約360億円)を損失したとされている。※2018年3月末と現在のBCH価格を比較した場合約40%下落している。(2018年3月31日:1BCH=約690USD、9月18日:1BCH=約425USD)

破産要因②:マイニング製品の利益率低下と在庫過多

Bitmexが予測するには、仮に現在Bitmainが販売する製品の原価が3月末から変わっていない場合(現実的ではない話ですがとレポートでも注釈している)、販売価格の下落もあるため製品の利益率はマイナス、つまり売れば売るほど赤字となる。

これはBitmainが現在行っているIPOでの資金調達を見越した戦略である可能性もある。製品価格を下げ、価格競争となった場合、他社が同様にIPOを行って低価格で製品を販売した場合のメリットがなくなる。(仮にBitmainが高価格で販売を続けていた場合、他社が資本力勝負で低価格商品を販売してきた場合にシェアを奪われてしまう)

■マイニング製品による財務指標

価格の低下と明白な損失のもう一つの理由は、Bitmainが貸借対照表上に余りに多くの在庫を持っている可能性があります。2018年3月のBitmainの在庫は12億ドルで、2017年の売上高の52%に相当。低価格化は戦略的ではなく過剰在庫を売却するための可能性もある。

破産要因③:2年半、マシン性能の向上が見られない

16nm製品のBitmain S9は2015年12月にリリースされ、効率は約110W/TH。同社はその後マイニングマシンの性能を革新または改善していない。2年半、マシン性能が向上していないと言うことになる。また、Bitmainは2018年3月に16nm、12nm、10nmの3つの新しいBitcoinマイニングチップをリリースしようとしたが、これらのリリースはいずれも失敗し、数百万ドルのコストがかかっている。

この間にS9よりも効率的なマシンを競合が開発している。
Innosilicon T2(80W/TH)』と『ShenMA M10(65W/TH)

Bitmainでチップ設計を行っていたYang Zuoxing(ヤン・ツオシン)が同社を離れた事も問題とされている。ヤン氏はBitmainのライバル会社となるBiteweiを2016年7月に設立し、1億4,000万元(約23億円)の資金調達を行っている。現在Bitmainはヤン氏から特許侵害で訴えられている。Bitmainは技術的な優位性を失っている。

Bitmainがスグには破産しない理由

破産要因についてお伝えしてきましたが、Bitmainとしてはスグには破産しない理由があるようです。

①競合に真似できない製品の大量供給力

過去27ヶ月間に、Bitmainは190万台のS9とその他300万台のマイニングマシンを供給しています。競合は年間数十万台の供給に留まります。

②効率性よりも信頼性を重視した製品力

競合のマシンは効率性が高いが、ハッシュレートの分散が大きい。予算上の目的で分散が予測可能な製品を必要とするマイナーにとっては受け入れられない。それに比べてS9はハッシュレートの分散が小さく、必要な信頼性を持つ製品だとBitmainは伝えている。

③VCファンドからの投資の引き合いがある

他のASIC設計会社が現在厳しい財政的ストレスにさらされているように、Bitmainも現在価格を引き下げている。ただ、Bitmainは既にシリコンバレーのトップVCファンドからの投資を引き付けており、今後のIPOの成功があれば業界最大のプレイヤーで君臨する事となる。

Bitmex Researchレポートの結論

あまりにも多くの製品を生産し、強気で投機的にアルトコインをあまりにも多く購入するなどのBitMainの最大の間違いのいくつかは、鉱山会社の経営陣の典型的な行動にいくらか類似しています。例えば、金鉱業企業は、強気市場では高額資産に投資し、弱気市場では良質の低コスト資産に投資しないことが多い。おそらく、これらの企業を非難することはまったく公正ではないかもしれません。株式を所有しているヘッジファンドや機関投資家は、それほどではないにせよ、多くの場合間違っています。貪欲、恐れ、市場の動きの感情は、私たちすべてに影響を与える可能性があります。したがって、Bitmainは間違いを犯しましたが、多くの点で珍しいことでも予期せぬものでもありません。

私たちはあなたがこれまでに聞いたことがあると確信していますが、 “仮想通貨の多くはここに保有されている”。このような環境では、Bitmainは宇宙の偉大な企業のひとつであると考えています。 Bitmainは数十年にわたり強い株主利益を生み出している伝説的な仮想通貨事業者になる可能性がありますが、これを達成するためにBitmainの管理チームは会社のリソース管理を改善する必要があります。株式公開されると、不安定で予測不能な市場における資本配分の決定は難しく、あまりに多くの仮想通貨投資は許されないかもしれません。

まとめ

Bitmainに関して突然の破産報道でしたが、スグには破産しないでしょう。レポートでは、『破産しそうな要因はあるが(仮想通貨投資で少し強気な過ぎたなど)、価値のある企業なので、今後の企業努力に期待する』と言った内容が書かれています。

仮想通貨保有数の多さから、価格が上昇すれば自然とBitmainの資産価値は上昇していく可能性もあります。ただそこに期待するばかりでなく、一般的な製品メーカー同様に改善が必要な部分はあるのかと感じました。

他社が効率的な製品を出し、市場シェア1位の企業が更に効率的で効果的な製品を開発するといった競争が発生し、益々業界全体が発展していくことに期待したいですね。

 

韓国で仮想通貨マイニングCPUが人気上昇中

 

この記事は【クリプト占い師】が書きました。

記事がいいね!と思った方、LIKEボタンを押してもらえると励みになります!(5LIKEまで無料)