ネオ(NEO)

仮想通貨NEO(ネオ)とは?抑えておきたい3つの特徴

仮想通貨NEO(ネオ)とは

ネオは創業者のDa Hongfei氏によって中国で開発された仮想通貨です。ネオは2014年に設立され、2015年6月にGitHubでリアルタイムのオープンソースとなりました。アントシェアーズ(ANS)という通貨でしたが、2017年6月名称変更をしてNEO(ネオ)になりました。イーサリアムと特徴が似ているため、中国版イーサリアムとも呼ばれています。

NEO(ネオ)の基本情報

通貨名 NEO、NeoGas
通貨単位 NEO、GAS
発行上限 共に1億NEO、GAS
公開日 2016年10月
ブロック承認方式 dBFT(delegated Byzantine Fault Tolerance)
承認速度 15~20秒
公式ホームページ https://neo.org/
公式Twitter https://twitter.com/NEO_Blockchain
GitHub https://github.com/neo-project
ホワイトペーパー http://docs.neo.org/ja-jp/

NEO Gas(ネオガス)とは

ネオにはNEOとNeo Gasの2種類のトークンが存在しており、NEO Gas(GAS)は新たにブロックが生成されたときにNEOトークン保有者にその持分に応じて配当として与えられるトークンです。NEO Gas(GAS)はスマートコントラクトを実行するための燃料として使われます。

ブロック承認方式dBFTとは

ネオはdBFT(delegated Byzantine Fault Tolerance)と呼ばれるシステムを採用しています。dBFTは最大多数のノードにとって利益となるような取引の記録を行うことが出来る手法です。そのため、PoWやPoSと異なりトークンを保有している全員が報酬を受け取ることが出来る仕組みとなっています。

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NEO(ネオ)3つの特徴

ネオの特徴は大きく分けて3つあります。

1.中国初のパブリックブロックチェーン
2.コンセンサスメカニズムにDBFTを採用
3.反量子暗号メカニズムNeoQSを採用

それぞれについて詳しく解説していきます。

1.中国初のパブリックブロックチェーン

ネオの一番の特徴は、イーサリアムと同じくスマートコントラクト機能を有することです。このことから、中国版イーサリアムと呼ばれることもあります。そして中国にとって初のパブリックブロックチェーンとなります。パブリックブロックチェーンとは、ビットコインのように世界中にソースが公開され、不特定多数のマイナーによって承認作業が行われるものです。

2.コンセンサスメカニズムにdBFTを採用

実際にイーサリアムと似ているのはスマートコントラクト機能を有するプラットフォームという一点のみです。発行枚数やアルゴリズム、開発言語などは全く異なっており、独自の道を進んでいる仮想通貨です。NEOとイーサリアムとの違いがNEOの特徴でありメリットにもなるということです。大きな違いとしてコンセンサスメカニズム(ブロック認証システム)の違いが挙げられます。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)では、PoW(プルーフオブワーク)が採用されていますが、NEOはブロック認証システムにdBFT(delegated Byzantine Fault Tolerance)を採用しています。

dBFTは大規模なノードの参加を達成するためのシステムです。民主的な方法によって、最大多数のノードにとって利益となる取引の記録を行うことができる手法です。ネオが採用しているdBFTの場合はPoWやPoSと異なりトークン保有者の全員が報酬を受け取ることができます。

NEOトークンは全部で1億NEOあり、既にその全てが発行されています。半分の5,000万NEOは既に一般販売され、残りの5,000万NEOは管理側が保管をしています。NEOトークンの保有者に対して、報酬としてNEO Gas(GAS)が支払われます。

NEOの認証とトークン支払いの方式

まず、NEOのコンセンサスアルゴリズム内においては、ノードは以下の2つにわかれます。

・Bookkeeper(記帳者):NEO holder(トークン保有者)の投票によって選ばれた、ブロックチェーンに記帳(=新たなブロックを生成)する権利を有するノード

・NEO holder(NEOトークン保有者):ブロックチェーンに記帳(=新たなブロックを生成)することはできないが、Bookkeeperを選出する権利を有するノード

 

①Bookkeeper(記帳者)の中からランダムに決定された一人の代表者とそれ以外の投票者に分かれる。

②代表者がそれまでの取引を記録したブロックを生成する。代表者以外の投票者となったBookkeeperはそのブロックの妥当性について投票し、66%以上の賛成を得ることができれば、ブロックの妥当性が認められ、それまでのブロックチェーンにつなげられる。

③もし66%以上の賛成票を得ることができなかった場合は、別のBookkeeperが代表者に選出され、再びブロックの生成と投票が行われる。

④以上を66%以上の賛成を得ることができるまで続ける。

⑤新たなブロックが生成されると、GASトークンがNEO holderに対して、NEOトークンの持ち分に応じて与えられます。

NEO holder(トークン保有者)は、Bookkeeperが自分たちの望む投票をしない時に別のBookkeeperを選出することができます。すなわち、NEO holderはNEOトークンを多く保有すればするほど、自分の望むBookkeeperを選出することができるようになり、多くの配当を受け取ることができるようになります。

dBFT、2つのメリット

dBFTは従来のPoWやPoSと比較して、以下2つのメリットがあります。

ハードフォークが起きない(理論上):新たなブロックを生成する(=ブロックチェーンのルールを決定する)権限が与えられるノードは一つしかないためハードフォークが理論上は起きません。

全てのトークン保有者がブロックチェーンに関与できる:PoWの場合は計算能力の高いマイナーの力が大きく、PoSの場合も既にトークンを多く保有しているノードが強力になりますが、dBFTの場合は全てのトークン保有者が自己の持ち分に応じてブロックチェーンに関与することができます。

この2点から、PoWのように資本を投下して大規模な設備を持つ一部のマイナーが力を持つ仕組みに対して、dBFTは非常に民主的な方法でコンセンサスを獲得する仕組みと言われています。

3.反量子暗号メカニズムNeoQSを採用

ネオではNeoQSという暗号メカニズムを利用しており、これは量子コンピューターが解読を得意とする暗号メカニズムとは異なっているため、量子コンピューターの発展によるハッキング被害の対象となりにくい。

量子コンピュータの出現は、RSAおよびECCベースの暗号化メカニズムに大きな課題を引き起こします。量子コンピュータは、非常に短時間で多数の分解問題(RSAに依存する)および楕円曲線離散対数(ECCが依存する)を解決することができる。

NeoQS(Quantum Safe)は、格子ベースの暗号化メカニズムです。現在、量子コンピュータは、最短ベクトル問題(SVP)および最密ベクトル問題(CVP)を迅速に解決する能力を有しておらず、これは量子コンピュータに抵抗する最も信頼できるアルゴリズムであると考えられている。(http://docs.neo.org/ja-jp/)より

なお、ビットコイン利用者にとっての危険は取引が未処理のままネットワークに表示される時にあり、量子コンピュータを使ったハッカーはこの未処理の取引を不正に改ざんできる恐れがあると論文が発表されている。論文URL:https://arxiv.org/abs/1710.10377

『この論文の発表を受けて、ビットコインの処理済みのトランザクションも改ざんされる恐れがあると一部で報じられたようだがその危険はしばらくはなさそうです。』

参照元:http://coinpost.jp/?p=8638&from=in_article

ちなみに量子コンピューターのハッキング技術がそれほど発展した場合、SNSやメール、SSL証明等のプライベートキー暗号を使った全てのものは流出する事になるので、ビットコインだけが危険という事ではありません。

 

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