仮想通貨サテライト

ビットコイン、4度目の半減期が完了 報酬は3.125BTCに

2024年4月20日、ビットコインブロックチェーン上でのブロック番号が840,000に達し、4度目の半減期を迎えました。

ビットコインの半減期は、210,000ブロックごと(約4年に一度)に、自動で発生します。マイナーのブロック生成報酬を減少させることで、マイニング意欲を後退させ、供給量が減ることで、結果的にビットコインの希少価値を高めることが目的です。今回4回目となる半減期では、マイナーの報酬が6.25BTCから、3.125BTCに半減しました。次回の半減期は、2028年頃となる見込みです。

なお、過去の半減期は2012年、2016年、2020年に発生しており、その多くでビットコイン価格は大幅な上昇を見せました。しかし、今回の半減期直後のビットコイン価格は、0.47%の下落を見せるなど、落ち着いた動きを見せています。

今後の価格推移については、見方が分かれています。ビットフィネックスのアナリストチームは、半減期後12~14ヶ月で約160%跳ね上がると予想しています。一方で、クラーケンの戦略責任者であるトーマス・パーフュモさんは、ビットコイン現物ETFなどの影響により、以前の半減期後に期待されるような新しい資金の流入による価格上昇が、半減期前にすでに起こっているとして、価格上昇には懐疑的な立場を示しています。