今月11月16日のビットコインキャッシュのハードフォーク以降で全体的に価格が落ち込んでいる仮想通貨市場の影響で中国の多くのマイナーは厳しい状況に直面しているようです。
ビットコインキャッシュのハードフォークについては以前に別の記事で詳しく書いていますのでそちらをご覧ください!
→ビットコインキャッシュが遂にハードフォーク!!
一部のマイニングマシンで赤字ラインを超える?
中国の仮想通貨情報サイト8BTCは、最近の仮想通貨市場の暴落は、中国のマイナーにマイニング収益の減少をもたらしていると報告しています。
また、今回の収益性の減少は一部マイニング機器の大量処分に繋がり、廃金属として「キロ売り」で処分される場合もあると報告されています。
*今回の「赤字ライン」というのは個々のマイニング事業者の環境によって異なるため全てに当てはまるものではありません。
マイニングマシンがガラクタ同然の扱い?
8BTCの記事の中では、F2Poolの創業者がウェイボー(中国版ツイッター)に投稿した内容が引用され、画像の中では事業者がマイニングマシンを大量に廃棄する様子が映し出されています。
しかし、こういった情報については、「FUDを煽動するフェイクニュース」という見方もあり、動画に関しても今年の7月に中国で起きた大洪水の際に被害にあったマシンを廃棄する際の動画が使用されているという声もあり、多くの議論をよんでいます。
売却されているマイニングマシンとは?
売却されているのはAntminer S7やAntminer T9、Avalon A741といった古いモデルで、8BTCによれば、中国の一部のマイニング事業者は、マイニングマシンの値段は本来の20分の1程度で販売している状態だそうです。
中国の現地メディアであるTencent Newsによれば、こういった売却は電気料金やほかのコストの足しにするのが目的だとしています。
9月にF2PoolのCEOは、マイニングの損益分岐点の価格水準のリストを公表しました。
これによるとビットコインの価格が3万6792元(約5367ドル)以下になると、Antminer T9でのマイニングがは赤字になってしまい、Antminer S7であれば、損益分岐点は7万9258元(約1万1581ドル)だということを示しています。
今回、流れた動画に関して真偽のほどは定かではありませんが、今後も情報収集が必要になってきそうです。
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