ロシア最大手のSNSであるVKontakte(以下VK)が独自の仮想通貨の開発に着手していると、ロシアのニュースサイトRNSが報じました。
報道によると、VKは計画についての詳細について独自仮想通貨の作成には取り組んでいるが、運用の最終決定は行われていないと述べたとしています。また、現時点ではこのプロジェクトには、SNSのユーザーに向けた仮想通貨保管アカウントの構築などが含まれていると言われています。
また、正確な設計についてはまだ審議中であり、様々な可能性を検討しているとのことです。
VKは2018年に独自の電子決済ツール『VK Pay』を導入しており、独自仮想通貨も決済の手段として利用される見通しです。
VKは1日あたり約65億ものメッセージがやり取りされているSNSで、今回の発表により仮想通貨がロシア国内で大きく浸透していく可能性もあります。
ただ、ロシア政府の仮想通貨事業やブロックチェーンなどを用いたビジネスに対する姿勢は、未だハッキリとは決まっておらず、未だに政府の中では賛成派と反対派との論争は続いています。
そのため、独自仮想通貨による電子決済が実現するかどうかは不明です。