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【概要まとめ】ソニーが開発を発表したブロックチェーンを応用した権利情報処理システムとは?

ソニー株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションがブロックチェーン技術を応用してデジタルコンテンツの権利情報処理を行うシステムを開発した事を発表しました。

このシステムの発表について多くのメディアがニュースとして取り上げています。このシステムの発表も素晴らしいニュースですが、ベースとなっている「教育データの認証・共有・権限管理システム」を開発しているソニー・グローバルエディケーションの取り組みも素晴らしいので合わせてご紹介します。

ソニー・グローバルエディケーションではブロックチェーン×AIを活用して、教育履歴データの蓄積・分析を行い、生徒の過去のつまずきを把握することで、学習者の学習および教員の指導を支援する目的を持ったプロジェクトを推進しています。

ソニーが開発したシステム

システムの目的

デジタルコンテンツ制作の技術発展により誰もがコンテンツを発信可能だが、それらの権利情報の管理は、従来通り業界団体等による管理や作者自身によって行われており、効率的な著作物の権利情報の処理や証明も必要となる。システムの下記3つの機能により、電子データの生成日時と生成者を参加者間で共有・証明することでき、効率的な権利情報の処理や証明が可能となる。

また、電子データの生成と同時に本システムを呼び出すことにより、従来証明や登録が困難であった著作物に関わる権利発生の証明を自動的に実現することも可能。

著作物に関わる権利情報処理に特化した3つの機能

1.電子データの作成日時を証明する機能
2.ブロックチェーンの特徴である改ざんが困難な形で事実情報を登録する機能
3.過去に登録済みの著作物を判別する機能

ベースとなったシステム

教育データの認証・共有・権限管理システム

(ソニーとソニー・グローバルエデュケーションが開発)

追加した機能

デジタルコンテンツに関わる権利情報を処理する機能

新たに活用が検討される領域

活用が検討される領域

■デジタル教科書等の教育コンテンツ
■音楽
■映画
■VRコンテンツ
■電子書籍

多様なデジタルコンテンツの権利情報処理に応用可能であり、幅広い分野での活用を検討されている。

ソニー・グローバルエディケーションの取り組み

「次世代学校ICT環境実証事業」

今回の発表を受けて、ベースシステムを開発しているソニー・グローバルエディケーションの取り組みが非常に面白い取り組みだと感じたので簡単にご紹介させて頂きます。詳しくは実証事業の概要書を是非ご覧頂きたい。

■事業の概要
ブロックチェーン・人工知能によって、教育履歴データの蓄積・分析を行い、生徒の過去のつまずきを把握することで、学習者の学習および教員の指導を支援する。

電子教材から取得する学習履歴や学校内外のデータを、ブロックチェーン上に格納することで高信頼のデータを蓄積する。蓄積したデータは人工知能との連携により、学習支援に活用する。本実証は、蓄積されたデータ(学習履歴)を学習者が自ら管理し、開示することができるシステムの初期段階を想定している。

生徒と教員の課題やニーズ

・児童・生徒の過去のつまずきが把握できない
・個に応じた学習を実現するのが難しい
・教師が児童・生徒の学習状況を把握した上で指導することが困難
・多面的なデータによる学習評価が難しい

期待される効果

・学習者の学習履歴を学校間で共有することができる
・各児童・生徒に対応した学習を提供できる
・総合的に学習状況を把握することができる
・各授業での児童・生徒の理解度を把握できる

 

ソニーのニュースリリース

ソニー株式会社、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、株式会社ソニー・グローバルエデュケーションは、ブロックチェーン技術※1を応用してデジタルコンテンツの権利情報処理を行うシステムを開発しました。本システムは、ソニーとソニー・グローバルエデュケーションが開発した「教育データの認証・共有・権限管理システム」をベースに、デジタルコンテンツに関わる権利情報を処理する機能を追加した新システムとなります。

ブロックチェーンはプログラムや情報の破壊、改ざんが困難なネットワークを作り、自由にデータ・権利を移転する目的に適したその特長を活かし、金融、商流管理、シェアリングエコノミー等幅広いサービスへの適用可能性が見込まれる技術で、今後革新的なサービスの実現が期待されています。現在ビットコインなど仮想通貨をアプリケーションとした、公開型P2P取引ネットワークとしても活用されています。

今日デジタルコンテンツ制作の技術発展により誰もがコンテンツを発信することができますが、それらの権利情報の管理は、従来通り業界団体等による管理や作者自身によって行われており、効率的な著作物の権利情報の処理や証明も必要とされています。今回開発したシステムは、著作物に関わる権利情報処理に特化し、電子データの作成日時を証明する機能と、ブロックチェーンの特徴である改ざんが困難な形で事実情報を登録する機能、過去に登録済みの著作物を判別する機能を有し、電子データの生成日時と生成者を参加者間で共有・証明することが可能となります。電子データの生成と同時に本システムを呼び出すことにより、従来証明や登録が困難であった著作物に関わる権利発生の証明を自動的に実現することも可能です。また、本システムはデジタル教科書等の教育コンテンツを始めとし、音楽、映画やVRコンテンツ、電子書籍など多様なデジタルコンテンツの権利情報処理に応用可能であり、幅広い分野での活用を検討しています。

ソニー・グローバルエデュケーションでは、ブロックチェーン技術の教育領域での活用に向け、技術開発や実証実験を継続して行っています。今回開発したシステムについても教育領域での学習教材等、教育現場で活用されるコンテンツの管理への活用が可能であり、サービス化に向けて検討を進めてまいります。

ソニーは、様々な領域での情報管理やデータ流通に活用可能なブロックチェーン技術に注目しており、教育領域を始めとし、ブロックチェーン活用を推し進めています。本システムを始めとするブロックチェーンの技術開発や、製品化を通じ、ソニーグループが持つ幅広いビジネス領域における、ブロックチェーン技術の適用可能性を模索して参ります。

※1ブロックチェーン技術とは、世界中に点在するノード(通信ネットワーク上に存在する端末や交換機)に同一の記録を同期させる分散型ネットワーク技術です。

(ソニー ニュースリリースより)

この記事は【クリプト占い師】が書きました。

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