個々の承継に承諾が必要
仮想通貨取引所Zaif（ザイフ）は2018年9月14日にハッキング被害が発生、預託されていた顧客の仮想通貨ビットコイン、ビットコインキャッシュ、MONAコインの一部（約70億円相当）が不正流出しています。
同取引所で発生した仮想通貨不正流出事件に関して、Zaifを運営するテックビューロ社より重要なアナウンスが発表されました。
2018年10月10日に、株式会社FISCO（フィスコ）仮想通貨取引所との間で、仮想通貨取引所「Zaif」の事業を譲渡するという趣旨の事業譲渡契約を締結しています。
これにより、テックビューロ社は、FISCOへの事業譲渡後、「仮想通貨交換業」の登録を廃止した上で解散の手続を行う予定としています。
公式サイトのFAQによると「Zaifが無くなるということではない」と言っていますが、Zaifという名の仮想通貨取引所は、事実上なくなる可能性があるとされています。
株式会社FISCOとの正式契約に基づく事業譲渡により、個々の契約関係が株式会社フィスコ仮想通貨取引所に承継されますが、「承継の効果」が発生するためには、顧客自身がこの承継に承諾することが前提としています。
Zaif（ザイフ）トークンが貰える
Zaif（ザイフ）は、フィスコ仮想通貨取引所へ事業を譲渡するにあたり、ユーザーの承諾を得ており、今回、Zaif（ザイフ）サイトにログインして表示される同意画面で承諾したユーザーに、1000ZAIFトークン（11月1日時点で150円相当）をお礼として配布するとしています。
既に承諾済みのユーザーも対象で、具体的な送付時期については別途連絡があるとのことです。
なお、譲渡するための手続きの承諾は、11月21日（水）中となっているので気をつけてください。
＊これは11月1日前に手続きを済ませている人も対象になっています。
Zaif（ザイフ）をFISCOに譲渡
この度、テックビューロ株式会社（以下「弊社」といいます。）は、弊社と株式会社フィスコ仮想通貨取引所（以下「譲受人」といいます。）との間で締結された平成30年10月10日付事業譲渡契約に基づき、譲受人に対して、平成30年11月22日付で、弊社が営むZaif Exchange及びZaif Instant Exchange（以下「Zaif」と総称します。）の事業（以下「Zaif事業」といいます。）を譲渡（以下「本件譲渡」といいます。）することにいたしました。
万が一期日までに承諾出来ないと
テックビューロ社は、承諾しない場合の対応に関して、Zaif事業に関するサービスを皆様にご提供できなくなる可能性が高いとしています。
皆さんも気をつけてください！！