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クリプトマッスルです！
DEX（分散型取引所）のデメリットを解消すると言われているKyber Network（カイバーネットワーク）について、概要や特徴、今後などを交えて出来るだけ分かりやすく説明します。
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Kyber Network（カイバーネットワーク）とは？
Kyber Network（カイバーネットワーク）とは、「ペイパルのための仮想通貨」をコンセプトに2017年9月に新たな決済サービスとして登場したブロックチェーンプラットフォームで、その際にプラットフォーム内で使用される独自のトークンを「KNC」といいます。
| 通貨コード | KNC |
|---|---|
| 取引所上場日 | 2017/9/24 |
| コンセンサスメカニズム | Proof of Stake（PoS：プルーフオブステーク） |
| 発行上限 | 226,000,000 KNC |
| 創業者 | Loi Luu |
| 公式サイト | Kyber Network |
| 公式ブログ | Medium |
| 公式Twitter | |
| White paper | ホワイトペーパー |
Kyber Network（カイバーネットワーク）の特徴
Kyber Network（カイバーネットワーク）はイーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)が唯一2つだけアドバイザーとして入っているプロジェクトの中の1つになります。
ちなみに、もう1つはAirdrop等で有名なOmiseGO（オミセゴー）です。
Kyber Network（カイバーネットワーク）はブロックチェーン上のDEX（分散型取引所）と決済APIという2つの機能を備えています。
DEX（分散型取引所）
DEX（分散型取引所）とは、中央管理者を必要としない、個人間で直接取引ができる（非中央集権型）仮想通貨取引所のことになります。
そのため、自ら秘密鍵を管理して取引の実行を可能にするため、ハッキングリスクや、取引所から対応したウォレットに移すなどの手間や問題を解消できる仕組みとなっています。
決済API
決済APIとは、代理サービスのことで、ETH以外のトークンで支払いをしても、Kyber Network（カイバーネットワーク）が自動でETHに換金し、ICO企業への支払いを代行します。
例えば、ICOの支払い通貨がETHに限定されていた場合、通常なら持っている仮想通貨をETHに換金してから参加する必要がありますが、Kyber Network（カイバーネットワーク）の決済APIを利用することで、自動的にその通貨に交換してくれるので、換金の手間や手数料をかけることなく、ICOで取引できるようになります。
Kyber Network（カイバーネットワーク）の今後
| 2018/2 | メインネットワークのローンチ |
| 2018/4 | IEO（Initial Exchange Offering：イニシャルエクスチェンジオファリング）を発表 |
| 2018/8~10 | ERC20トークン同士の取引をサポート、またMyEtherWalletなどのウォレットプロバイダとパートナーシップを行い、これらのウォレットにKyberNetworkのコア機能を持たせる |
| 2018/10~12 | 先進的な金融商品の取引をサポート |
| 2019初頭 | クロスチェーン取引をサポート |
Kyber Network（カイバーネットワーク）はロードマップに合わせて順調にプロジェクトが進んでおり、2018年2月にはメインネットワークのローンチを発表しました。
また、同年4月30日にはIEO（Initial Exchange Offering：イニシャルエクスチェンジオファリング）を発表し、これはICO時に利用できる機能になります。
ユーザーとICOチームの間にKyber Network（カイバーネットワーク）が介入することで、プロジェクト側・ユーザー側の両方に以下のようなメリットがあります。
-
- 指定トークン以外を送ることができる(IEOによってETHなどに自動変換)
- 1度KyberでKYCを済ませればICOの度にKYCをする必要がない
しかし、IEOを採用するかどうかはICO側が決めることができ、Kyber Network（カイバーネットワーク）対応トークン以外は送ることができませんので注意が必要です。
マッスルまとめ
ここまでDEX（分散型取引所）のデメリットを解消すると言われているKyber Network（カイバーネットワーク）について、概要や特徴、今後などを交えて出来るだけ分かりやすく説明してきました。
Kyber Network（カイバーネットワーク）は、ICO後わずか３日間で5,000万ドルを調達するなど、非常に注目を集めており、安全性を重視した「DEX（分散型取引所）」とICOで便利な「決済API」という２つの特徴を持っています。
既存の取引所のデメリットを補うべくして誕生したのですから、安全性が高く、瞬時に取引を完了できるのは、Kyber Network（カイバーネットワーク）の大きなメリットといえます。
また、イーサリアムの創始者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)がアドバイザーを務めており、今後もさまざまな取引をサポートする予定があるため、その将来が期待されています。