砂漠で開催されるアートフェスティバル「バーニングマン」の開催地に近い米国ネバダ州のリノ市は、XTZと提携し自律分散組織や非代替性トークンの活用に取り組むことを正式に発表しました。
このアートフェスティバルは1年に一度、砂漠地帯で1週間にわたって開催されています。このイベントでは商取引や通貨の使用が禁止され、参加者は自主的な助け合いを通じて1週間を過ごさなければなりません。
既に暗号資産テゾスブロックチェーン上では、バーニングマンに関連したアート作品などを非代替性トークンにする計画などがあがっています。また、実際に市内に設置されたクジラの彫刻を非代替性トークンにする計画が進められており、この目的としてはアートを収益化することにより、市の新たな収益源となることが挙げられています。
自律分散組織については基礎となる部分を設計中であるということです。その次についてはまだ話し合い中ではあるものの、土地を貸し出し、その収益分配をするまでのプロセスを自律分散組織上で行うといった案が挙げられています。
Hillary Schieve市長はリリース文で以下のようにコメントしている。
「私の目標はこのプロジェクトを全米市長会議に拡大し、他の市でもデジタルアートを生み出すことである。また市民のプラットフォームを構築する機会に活かしていきたい。」
この計画のためのプラットフォームはテゾスのソフトウェアや関連サービスの開発を行うTQ Tezosが開発中で、試験運用はリノ市によって行われます。
さらにTQ TezosのChris Lawlor氏は以下のようにリリース文で述べました。
「このプラットフォームは公共システムを破壊することなく、シームレスにブロックチェーンベースのサービスを市町村が実験できるように、自治体に向けて設計されている。」