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NBAトップショット:数カ月で2億ドルを超える売り上げを記録

ブロックチェーンを基盤としたゲームプラットフォーム「NBAトップショット」が、立ち上げから数カ月で2億ドルを超える売り上げを記録しました。このプラットフォームではプロバスケットボールリーグであるNBA選手たちが試合中に披露した決定的瞬間の動画を、ユーザー間で売買することができるものとなっています。

この市場はここ数週間で爆発的に勢いを増しており、過去7日間の売上は1億3,250万ドルに達したことが明らかになっています。

P2Pトンラザクション分析ツールCryptoslamによると、トップショットの売上は1月に1億8,730万ドルに達し、その直前の30日間との比較で1,197%という驚異の上昇を記録しました。さらに、過去24時間で獲得した新規ユーザーは約2万7,000人にも上り、8万件のトランザクションを処理していたことも確認されました。

2月22日には、レブロン・ジェームズのハイライト動画が20万8,000ドルで販売されています。

さらにNBAトップショットは全米バスケットボール協会NBAと「クリプトキティ」で知られるDapper Labsが立ち上げたプラットフォームで、2020年10月から始動しました。ここでもモーメントと呼ばれる個々のビデオハイライトは、9ドルから230ドルの限定版パックで販売されているとともに、今月に入ってから売上を爆発的に伸ばしています。

限定版バックが完売した場合には、モーメントはP2Pマーケットプレイス限定で入手可能というシステムが取られており、その価値は希少性やシリアルナンバーに応じて変動する仕組みとなっています。その際に使われるシリアルナンバーは一般的に小さな数字のほうが価値が高いものの、選手の背番号と一致するものは特に高額で取引されるということです。

Dapper Labsは、Flowブロックチェーンのエコシステムを用いてモーメントのトレードを管理しています。

報道によるレバ、Dapper Labsは既に引退したNBA選手との交渉も進行中で、歴史的な映像の売買も可能にしようとしている模様です。同社はこのプラットフォームをNFLやMLBなど他のメジャープロスポーツにも拡大すると噂されています。

これについてNBAのライセンス担当副社長のAdrienne O’Keeffeは「我々はこのテクノロジーとプロダクトを信じており、彼らとは長期的なパートナーシップを結んでいる」と語っています。