1月6日、国内ゲーム大手である株式会社コナミデジタルエンタテインメントが人気シリーズ「悪魔城ドラキュラ」のNFTをリリースすると発表しました。
来週13日から大手NFTマーケットプレイスOpenSea内でオークション開始を予定しています。ここに参加するための条件としては成人であることが求められ、支払いは暗号資産イーサリアム(ETH)の1種であるラップドETH(wETH)を利用するとすでに発表がされています。
今回出品される作品はコナミが生み出してきた歴代人気作から、名シーンやオリジナルの描き下ろしアートなど14点をNFT化した「KONAMI MEMORIAL NFT」となります。今後もコナミのIP(知的財産)を活用した新たな商品を検討していることがすでに明らかになっており、「遊戯王」カードなどNFTと高い親和性を持つ有力IPを保持していることから、どこまで踏み込んでくるのか期待の声が上がっています。
第1弾となる今回は初期作から約35年が経過する「悪魔城ドラキュラ」を題材としています。加えて初回購入特典としてNFT購入者にはコナミのNFTホームページにニックネームを掲載する権利を得ることができるということです。
国内ゲーム大手の動向は?
コナミがNFT発行をするのは今回が初の出来事です。2019年7月、親会社であるコナミホールディングス株式会社が暗号資産取引所を運営するディーカレットに出資した経緯は以前から確認されています。
国内においては株式会社スクウェア・エニックスがLine Blockchainを活用したNFTデジタルシールである資産性ミリオンアーサーの販売を開始しました。年頭所感ではブロックチェーンゲームなどの分散型ゲームに言及し、これから行われる新たな事業展開を示唆しました。さらに独自トークン発行の可能性にも触れており、積極的な姿勢を表しています。