大手暗号資産取引所バイナンスは2024年1月11日、ソラナ（SOL）ベースの2つのミームコイン、The AI Prophecy（ACT）とPeanut the Squirrel（PNUT）の新規上場を発表しました。この発表を受けて、両通貨の価格と時価総額が大幅に上昇しています。
特に注目を集めているThe AI Prophecy（ACT）は、上場発表後わずか数時間で価格が20倍にまで急騰。時価総額は上場前の約2,000万ドルから4億ドルへと驚異的な成長を遂げました。同様に、Peanut the Squirrel（PNUT）も3倍以上の価格上昇を記録しています。
The AI Prophecy（ACT）は、単なるミームコインではなく、革新的なAI技術を活用したプロジェクトとして注目を集めています。Discord上で展開される同期サービスでは、多数のユーザーとチャットボットが自由にコミュニケーションを取ることができます。複数のAIエージェントを接続することで、人工知能と人間の間でスムーズな対話を実現しているのが特徴です。
さらに、このプロジェクトは技術面での信頼性も高く、Terminal of Truthという別のAIエージェントとともに、著名なベンチャーキャピタリストであるa16z共同設立者のマーク・アンドリーセン氏から助成金を獲得しています。
この上場は、暗号資産市場におけるAI関連プロジェクトへの高い期待と、ミームコインの持つ市場への影響力を示す象徴的な出来事となりました。特にACTの急激な価格上昇は、AIと暗号資産の融合がもたらす新たな投資機会への市場の強い関心を反映しています。
このような急激な価格変動は、暗号資産市場の高いボラティリティを示すと同時に、新規上場銘柄への投資には十分な注意が必要であることも改めて浮き彫りにしています。
