12月26日の暗号資産市場でビットコインが米ドル建で2万5千ドルに達したことが明らかになりました。米ドル2万ドルの過去最高値更新した12月16日からわずか10日間での記録を塗り替えることとなりました。
ボラティリティの急拡大局面における相場のオーバーシュートから3年間で円高が進行したことを機に、17年の高値が250万円付近だった日本の取引所Zaifなども同月26日に最高値更新を公開しました。
米国においての市場ではクリスマス休暇や年末で取引参加者が少なくなっただけでなく、薄商いとなる中で、SECがXRPの有価証券問題を巡りリップル社を提訴したことを受け、XRP市場が急落しました。さらにビットコインやアルトコインにおいても一時連れ安したが、米国市場でコモディティとして認識され、材料も続くビットコイン(BTC)に市場の資金が流出しました。
リップル市場は今月24日にSECの発表で大幅安となり、その後25日には24時間で180億円相当のロングポジションがロスカットを記録しました。また、ショートポジション買い戻しが材料となり急反発するなどボラティリティの傾向が高くなっています。
さらに12月26日にはBitstampが米国内でXRP取引を一時停止する対応措置を行なったことを受け、米ドル建で0.3ドル、日本円建で30円を一時割る結果となっていました。これは初の大手取引所取引停止事例となっているだけでなく、ODLに関連した取引所の対応として、先行きの不透明性を投資家が嫌ったことにより発生したものと思われています。