ブロックチェーン

Crypto.com:ACT Gamesとの覚書の締結を発表

10月25日、暗号資産取引所などを運営するCrypto.comは韓国のゲーム企業ACT Gamesとの覚書締結を完了したと明らかにしました。ブロックチェーンを活用したNFTゲームの運用に向けて協業していく考えです。

ACT GamesはNFTコンテンツのIPを提供しており、Crypto.comのプラットフォームを活用することでクロノスブロックチェーン上でNFTを運用することになります。今回の対象となるのはACT Gamesの提供するゾイドのNFTトレーディング・カードゲーム「ZOIDS WILD NFT ARENA」であることも既に発表されています。

ゾイドは国内企業タカラトミーが販売する1980年代に人気を博したメカ生命体のおもちゃシリーズです。

今年8月、ACT GAMESの開発するZOIDS WILD NFT ARENAについては開発中の画面を含む迫力のあるテザー映像が公開されたことで話題を集めました。世界的人気を博すデジタルカードゲーム、ハースストーンのようなゲームデザインとなっています。

Crypto.comのコメント

Crypto.comはモバイル決済ソリューションのCrypto.comペイと、自主カストディ型のウォレット・Crypto.com DeFiウォレットを提供する会社です。本締結についてCrypto.comのEric Anziani COOは以下のようにコメントしました。

IPをもとに多くの有名ゲームを買収しているACT Gamesと協業できることを大変嬉しく思っている。ブロックチェーン業界の中でもゲーム事業は成長しており、韓国のゲーム会社と提携することで、世界のゲーム業界とWeb3のさらなる発展を期待している。

一方でACT GamesのHyung-won Lee CEOは「クロノスブロックチェーンを活用して世界中でZOIDS WILDを宣伝する機会を楽しみにしている。」とコメントしています。同社はゾイド以外にも、ペコポップなどのゲームも開発中です。

Cronosの概要

Cronosはイーサリアム(ETH)とコスモス(ATOM)ブロックチェーンとの相互運用が可能なL1ブロックチェーンです。Crypto.comとCronos Labの1億ドル規模のエコシステムファンドから後援を受けているオープンソースプロジェクトなり話題を集めました。

2021年11月、Cronosはメインネットをローンチしており、同ブロックチェーン上で展開するDeFiプロトコルのTVLは40億ドルを突破しています。