香港を本拠地とする仮想通貨取引所のHuobi(フォビ)グループが、12月10日から仮想通貨サービス「Huobi」の新規口座開設の受付を開始しました。
このサービス開始に先立ち、Huobiは11月に日本の仮想通貨取引所のBitTrade(ビットトレード)を買収し、グループに加えていました。
中国系の巨大グループであるHuobiが日本市場に参入することで、不安定な仮想通貨市場は活気づくのでしょうか。
今回は、このHuobiグループの特徴とサービス内容について、確認していきましょう。
中国由来の仮想通貨取引所、Huobiとは
Huobiは2013年9月に中国で創業した中華系の仮想通貨取引所です。
2017年10月に中国が仮想通貨取引所の規制を強めたため取引を停止せざるを得なくなり、2017年11月に拠点を香港とシンガポールに移転。取引所の名称も「Huobi pro」に変更しました。
BitTradeの既存システムからの移管とユーザーの移行
11月にHuobiグループと資本・業務提携を結んだビットトレードはもともと、株式会社FXトレード・フィナンシャルが設立した日本の仮想通貨取引所でした。
一時はSBIグループとも提携していましたが、仮想通貨取引に対する金融庁の規制が厳しくなったことから、2018年3月に提携を解消しています。
BitTradeはこれまでビットバンク株式会社が提供する取引システムで運営を行っていましたが、11月の買収に伴いHuobiグループのプラットフォームに移行することを発表しています。
12月1日より新規口座申込専用ページを立ち上げ、BitTradeの既存ユーザーにも移行を促しています。
既存のユーザーは再度本人確認書類を提出し、新たに口座開設する必要があります。
なお、2018年12月17日からHuobiシステム新規口座開設受付が開始されますが、Huobiシステム入金(仮想通貨・日本円)受付・取引開始は2019年1月より開始されるとのことです。
Huobiの特徴は世界的なユーザーの多さとセキュリティ
Huobiはアメリカ最大規模のVC セコイアキャピタル等から出資を受け、仮想通貨・ブロックチェーン業界では最大手の1つです。
ユーザー数、取引量において世界のトップ3にランクインしており、子会社の仮想通貨取引所Huobi Labではブロックチェーンに1000億円以上の投資をし、世界最先端の技術を誇っています。
今回の移行に伴い、取り扱っている通貨もBitTradeと比較して大幅に増えることになります。
BitTradeが取り扱っていた仮想通貨は下記の6種類で、今後は順次取扱通貨を増やしていくとのことです。
- Bitcoin(ビットコイン)
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
- XRP(リップル)
- Ethereum(イーサリアム)
- Litecoin(ライトコイン)
- Monacoin(モナコイン)
などは新サービス「Huobi」でも全て取り扱います。
加えて、今回のHuobiグループ加入で大きなメリットとなるのが強固なセキュリティーです。
Huobiのウェブサイトにおいて会長の代表取締役会長である陳海騰氏によると、Huobiの高いセキュリティ技術には定評があり、2013年の創業以来一度も破られたことのないとのことです。
世界的な仮想通貨グループの今後に期待
現在、新規に口座を開設したユーザーがウェブサイトにログインすると、最大1,000円相当のXRP(リップル)をプレゼントするという特典のキャンペーンを行っており、その内容は下記の通り。
・2018年12月17日から2019年1月7日24:00までのキャンペーン期間内に、新規口座開設を完了し初回ログインしたユーザーには「500円相当分のXRP」をプレゼント。
・2019年1月8日から2019年1月31日24:00までの取引サービス開始後から1月31日24:00までに再度ログイン、または口座開設と初回ログインしたユーザーには「500円相当分のXRP」をプレゼント。
Huobi Japanは、公式ツイッターアカウントである@huobijapanで新サービスに関する情報を発信しているので、チェックしておくと良いかもしれません。
このように、世界的規模の取引量とユーザー数の多さで圧倒的な信頼度を誇るHuobiグループの日本参入は、今後の日本の仮想通貨市場にとって明るい材料になること間違いありません。
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