仮想通貨・ビットコインの巨額消失事件で、業務上横領などの罪に問われている『マウントゴックス』元社長、マルク・カルプレス被告の裁判で12月27日に弁護側が最終弁論を行い、改めて無罪を主張しました。
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公判概要
国内大手仮想通貨取引所であったマウントゴックスは、当時ビットコインのみを取り扱っていたが、2014年にビットコイン約85万枚が消失し、それが原因で春に破綻しました。
その後は破産手続きが行われていたものの、昨年末に起きた仮想通貨高騰によって、マウントゴックスに残っていたビットコインを売却することにより債権者に分配する処理方針が取られていました。
カルプレス被告は顧客の資金を管理していた口座から自身の個人口座に役3億4千万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われています。
カルプレス被告は2017年7月の初公判で顧客から預かっていた資金の着服を否定し、2018年10月の公判では
「会社の貸付金として利用したもの」
と、起訴内容を否定していました。
今回の公判での進展
27日の公判で弁護側は
「横領の罪として問われている内容は会社の運営の一部であった。会社の破綻原因もビットコインのハッキングが原因で今回の事件とは無関係だ」
として一貫して無罪を主張しました。
注目の判決は来年3月15日に言い渡される予定です。