仮想通貨は大きく分けて「ビットコイン」と「アルトコイン」に大別されます。
仮想通貨の先駆けであり、今では誰もが知っている最も有名な仮想通貨がビットコインであり、それ以外の仮想通貨は一般的に全てアルトコインに分類されます。
このアルトコインの中でも、他のアルトコインに比べいち早く登場したのがLitecoin(ライトコイン)です。
そんなLitecoin(ライトコイン)について分かりやすく説明していきます。
Litecoin(ライトコイン)とは
現在では既にたくさんのアルトコインが発行されていますが、その多くはビットコインや他のアルトコインの技術を踏襲して開発されています。
ビットコインはオープンソース(無償で一般に公開されているプログラム)であるため、ビットコインを元に改善、改良を重ねてこれまでに様々な仮想通貨が開発されてきました。
ライトコインはまさにその先駆者であり、ビットコインを元に開発された最初期のアルトコインです。
Litecoin(ライトコイン)の3つの特徴
ライトコインには主に3つの特徴があります。
①承認までの時間
ビットコインの承認時間(ブロックチェーンに取引が記録されるまでの時間)が約10分と言われているのに比べ、ライトコインはその1/4程度にあたる2分半で承認が完了します。
これにより、即時性が求められる実用的な決済システムへの採用においてはビットコインよりも優位であると考えられていました。
②複雑な暗号化方式
ビットコインやライトコインの取引は全てブロックチェーン上に記載されるため、仮想通貨における取引情報の暗号化は、その仮想通貨を評価する上で大切な指標の1つです。
ライトコインは開発当時から、ビットコインに比べ画期的と言われていたScryptという暗号化方式を採用してきました。
これは一般ユーザーのPCでもマイニングを可能にするために採用されており、マイニングが複雑化して難易度が極端に上がってしまったビットコインと差別化できている点であると言えます。
③発行枚数上限
ライトコインの発行枚数上限は8400万枚に設定されており、これはビットコインで設定されている2100万枚のちょうど4倍にあたります。
これは①で述べた承認時間がビットコインの1/4であることから、通貨の生成速度がビットコインよりも約4倍早くなってしまうため、通貨のインフレ率を調整してビットコインに合わせるために設定されています。
まとめ
ライトコインは初期のアルトコインであることから、現在ではより多様で進んだ技術を採用した仮想通貨も数多く開発されています。
しかし一方で、初期から存在していたことでライトコインを活用した様々なサービスも開発されており、実用化が楽しみな仮想通貨の1つとも言えます。
ライトコインの今後の動きにぜひ注目していきましょう!