5月5日、ソラナ(SOL)の決済システムであるSolana Payは新たに取引機能を実装したことを明らかにしました。今回トランザクションリクエストを実装したことでポイント管理や後払い決済をはじめ、NFTの特典付与など商慣習に即した柔軟な使い方が可能になるということです。
Solana Payは高速ブロックチェーン・ソラナの開発を主導するソラナラボが2022年2月にローンチしたペイメントプロトコルとなっています。また暗号資産のSOLや、ソラナ上で発行された米ドル・ステーブルコインのUSDCを含むトークンにも対応が可能となったことが今回新たに発表されました。
このSolana Payは今までにも米国のカフェやeコマースで導入されてきていました。しかし店舗側が消費者からの支払いを受け付ける一方向での使い方に限られていたのが課題となっていたのです。
ですが新たにトランザクションリクエストを実装したことで、インタラクティブな通信がSolana Payとモバイルウォレット間で可能になりました。さらにダイナミックディスカウントやトークン化されたポイント管理などこれから多様な使い方が実現することに期待の声が多く上がっています。
決済以外にもこんなことが可能に
上記で解説した決済以外にもSolana Payを導入するアプリへの接続を介して、来訪者にトークンをはじめ、招待状やギフトNFTを送ることも可能になっています。今年の4月に開かれたカンファレンスのmtnPayのブースでは、トランザクションリクエストを介して記念写真のNFTが付与されていました。
Phantom(iOS, Android)とSolflare(iOS, Android)の2つのウォレットでトランザクションリクエストはサポートされている状態です。今後はさらにSlopeやFTXなど、Solana Payをサポートしているウォレットにもサポート範囲が拡大していくということです。