ソニー銀行は8日、Polygon LabsおよびSettleMint NVと共に、日本円連動のステーブルコインの発行に向け、実証実験の検討を開始したと発表しました。ステーブルコインのブロックチェーンには「Polygon PoS」を採用し、実証実験の基盤の開発・構築はSettleMintが担うとのことです。
今回の実証実験は、ブロックチェーン技術を用いたステーブルコインの発行や流通など、仕組みについて検証する目的で行われます。発表によると、現時点では、ソニーグループが手掛けるゲームやスポーツなどの領域において、新たな決済手段として活用できないかを検討している様子。さらに、本人確認などの観点で「ゼロ知識証明」の活用も検討しているとのことです。
日本では、2022年6月に施行された改正資金決済法により、法定通貨を裏付けとするステーブルコインの発行が可能となりました。今回の実験で、ソニー銀行はステーブルコイン発行に向けた法的整理や、要件定義を実施するとしています。