米動画配信サービスの大手Netflixは22日、NFT関連事業の立ち上げを示唆したことが明らかになりました。
1月20日、同社が公表したQ4決算（2021年10月～12月）によれば新規契約者数は市場予想を下回ったといいます。また今年は特にQ1の新規契約者数が市場予想を大幅に下回り、250万人になるとの予測も開示しました。
こうした点にマーケットが反応し、株価が一時20%下落しました。
ロイターの報道によれば同社は株主への手紙を出し、その中でラテンアメリカなどの一部地域で経済的な困難が発生していることや、新型コロナウィルス感染拡大などが原因となり、契約者数の伸びが回復していないとの考えを示しています。
さらに今回のNFTについては業績の伸び悩みや株価下落の打開策としてNFT関連の事業創出を計画しているとの見方も考えられています。
2021年には「This Is a Robbery」という作品を公開しました。この作品は1990年に実際に発生した盗難事件を題材とするものです。
同作品の公式サイト内には「我々はNFTと『This is a Robbery』の間に強い関連性を見出した。適切な行動を取れば、NetflixはNFT市場に最初に参入し、真に信頼される形で姿を見せることができると信じている」とのコメントが掲載されています。
加えて招待制のSNS・Clubhouse上のNFTコミュニティ内からブロックチェーン上でNFTアートをミントしているインフルエンサーを探しており、13人のデジタルアーティストを起用したことも明らかになりました。また盗まれた13の作品をデジタルアートとして再構成しています。今回起用された13人のインフルエンサーは同社とのパートナーシップ締結を発表しました。
