どうも!こんにちは!
クリプトマッスルです!
仮想通貨について調べていると「マイクロペイメント」という言葉をしばしば聞くことがあると思いますが、なんとなく意味はわかるけどいざ説明するとなるとうまく出来ないという人は結構多いのではないでしょうか?
これを読めば理解力をしっかりと深めれるように「マイクロペイメント」について分かりやすく説明します。
マイクロペイメントとは?
マイクロペイメントとは、日本語に訳すと「少額決済」のことで、数円~数百円ほどの手数料なしでの電子決済のことを指します。
マイクロペイメント(micropayment)は、通常の支払いシステムでは少額の決済を行うと経費が掛かり現実的ではないので、少額の金銭の支払い(転送)の手段として考案された。
最近では、クレジットカードなどの電子的支払い機構では現実的に処理できない程度の小額の支払いを意味する。マイクロペイメントを使った取引をマイクロコマース (microcommerce) という。
(引用元:ウィキペディア)
従来の電子決済でいうとクレジットカードがありますが、クレジットカードでの決済は手数料が数百円程度で発生するため、少額の決済に電子決済を当てはめようとすると決済手数料が購入価格よりも高くなってしまい、決済として現実的ではありませんでした。
その問題を解決するのが、手数料が無料に近い値段で簡単に決済ができるマイクロペイメントです。
ですので仮想通貨の世界においてもそのマイクロペイメントの実現に世界から注目が集まっています。
仮想通貨とマイクロペイメント
従来のクレジットカード決済では仲介業者を間に挟むためその過程で手数料が発生していました。
それに対してブロックチェーンは中央管理者のいない、個人対個人のネットワーク、つまりP2Pになります。
そのため仲介手数料は発生せず、最低限の送金手数料(マイナーへの手数料)のみが発生します。
ビットコインによるマイクロペイメント
そこで、ビットコインを使ったマイクロペイメントだったらどうなるか見ていきましょう。
ビットコインは第三者の承認がマイニングという形で存在しているため、トラストレスで、サイトごとに別々のものを使う必要もないので、払い戻しも可能になります。
しかしビットコインには以下のような問題があります。
- 手数料が高い
- 取引の承認に時間がかかる
これらを解決する技術がマイクロペイメント・チャネルという技術になります。
ペイメント・チャネル
ビットコインで「Segwit(セグウィット)」という機能が実装されるとビットコイン決済ではできる事の幅が広がります。
→ビットコインの問題点を解決する技術「Segwit(セグウィット)」とは?
その中の一つにビットコインの上記のような問題を解決するのに重要視されている「ペイメントチャネル」という機能があります。
このペイメントチャネルがビットコインの送金問題を解決し、マイクロペイメントをより実現可能にすると言われています。
仮想通貨は上述のようにブロックチェーンで取引が成り立っていますが、ペイメントチャネルとはブロックチェーンを経由しないで、その外のオフチェーンで取引を行うものになります。
これにより手数料を安く、取引速度が上がりビットコインの問題を解決しようという動きがあります。
マイクロペイメントの将来性
ペイメント・チャネルでは、二人の間でチャネルというものを作らなければなりません。
これを大人数相手に開設しようとするとチャネルの数が膨大になりすぎてしまい、スケーラビリティ問題が生じてしまいます。
これを解決した技術が「ライトニングネットワーク」です。
まだ実装はされていませんが、実装されればマイクロペイメントが現実のものとなる可能性が広がります。
→ビットコインのスケーラビリティ問題を解決する「ライトニングネットワーク」とは?
マッスルまとめ
ここまで、実現すれば世の中を非常に便利にしてくれる「マイクロペイメント」について概要や仕組み、仮想通貨におけるマイクロペイメントによって解決できる問題点など分かりやすく説明してきました。
少額決済においても電子化が進み、人々が徐々に現金を持たなくなってきている中で、新しい決済の仕組みとしても注目されているのが仮想通貨です。
今だに多くの問題を抱えていますが、改善への取り組みも多く、これからの実用化に期待が高まります。
今後も注目です。