2017年末には1BTC=200万円以上の値ををつけたビットコインですが、2018年1月に大きく下落しました。
3月、5月、7月あたりに高騰する兆しは見せたものの1BTC=100万円付近を限界点がなり、長らく1BTC=70万円~80万円あたりに落ち着いています。
今後ビットコインの相場はどのように変化していくのか、経済関係の有識者の意見をまとめました。
*なお、米ドルは全て110円で換算しています。
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ビットコインは今後高騰すると予想している有識者
ジョン・マカフィー
2020年までに1BTC=100万米ドル(約1億1,000万円)
アンチウイルスソフトのマカフィーを提供しているマカフィー社の創業者であるジョン・マカフィーは、2017年11月に自身のツイッターで1BTC=100万米ドルという予想をしています。
なお同氏は以前1BTC=50万米ドル(約5,500万円)と予想しており、今回の1BTC=100万米ドルという発言は、事実上自身の以前の予想の修正ということにもなります。
→あのジョン・マカフィー(John McAfee)氏が毒殺?!
ティム・ドレイパー
2022年までに1BTC=25万米ドル(約2,750万円)
ベンチャーキャピタルであるドレイパーアソシエイトの創業者であるティム・ドレイパーは、2018年4月に行われた仮想通貨の祝賀会にて2020年までに1BTC=25万米ドルと予想しました。
更に同士は2018年9月に、今後15年間で1BTC=80兆米ドル(約8,800兆円)になるいう予想も発表しています。
トーマス・リー(トム・リー)
2020年3月に1BTC=9万1,000米ドル(約1,001万円)
経済情報誌のフォーブスは2018年3月に、アメリカの調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ社の代表を務めるトム・リーの2020年3月に1BTC=9万1,000米ドルになるという予想を報じています。
同士は頻繁にビットコインの相場を予想しており、2018年9月には2018年内に1BTC=2万米ドル(約220万円)という発言もしていました。
ロニー・モアス
2020年末に40%~60%の確率で4万米ドル(約440万円)
アメリカの金融調査会社であるスタンドポイントリサーチ社のCEOであるロニー・モアスは、2018年8月に自身のツイッターで2020年末に40%~60%の確率で4万米ドルに高騰すると予想しています。
更に同氏は、他の全てのアルトコインの合計が3,250億米ドル(約35兆7,500億円)になるとも付け加えました。
アリステア・ミルン
2020年に来る次の半減期までに1BTC=3万5,000~6万米ドル(約385~660万円)
アルタナデジタルカレンシーファンドのCIO(最高情報責任者)であるアリステア・ミルンは、2018年4月に自身のツイッターで2020年に来る次の半減期までに1BTC=3万5,000米ドル~6万米ドルと予想しています。
ビットコインは高騰しないと考えている有識者
アーサー・ヘイズ
2020年春まで現在のボラティリティを継続する
仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)のCEOアーサー・ヘイズ氏は2018年10月に開催されたヤフーファイナンスのロンドンイベントにて、現在のボラティリティ環境が12ヶ月から18ヶ月継続すると発言しています。
ケネス・ロゴフ
2028年に100米ドル(約110万円)レベルで取引される
IMFチーフエコノミストやハーバード大学教授といった経歴を持つケネス・ロゴフは、ニュース報道に特化したチャンネル米CNBCの取材を受けています。
この取材で同氏は、大国が調整に乗り出すためビットコインは10年後100ドルレベルで取引されるようになるという理論を展開しました。
ウォーレン・バフェット
ビットコインは「殺鼠剤を二乗したもの」
投資会社バークシャー・ハサウェイのCEOであるウォーレン・バフェットは、以前から否定的な姿勢を貫いています。
具体的な予想値は出していないものの同氏は、2018年5月に行われたバークシャー・ハサウェイの株主総会でビットコインを殺鼠剤を二乗したものだと表現しています。
ビル・ゲイツ
ビットコイン投資は「より馬鹿なものが行う理論」
マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツもビットコインに対して否定的な姿勢を見せています。
同氏も具体的な相場の予想はしていませんが、2018年5月に行われた米CNBCのインタビューに応じました。
この時同氏はビットコイン投資に対し、より馬鹿なものが行う理論だと答えています。
まとめ
ビットコインの今後の展望についての意見は、有識者の中でも大きく割れています。
ここまで大きく意見が割れる理由のひとつに、ビットコインや仮想通貨全体の評価がまだ安定していないことがあります。
2018年11月現在、仮想通貨に対して各国が最も懸念している事項のひとつがマネーロンダリングやテロリストへの資金流出です。
しかし、この他にも仮想通貨は、ボラティリティの大きさや高額な送金手数料など多くの問題を抱えています。
今後政府や専門機関がどのような対応を見せるかによって、ビットコインの相場も大きく変わっていくでしょう。
今後も元祖仮想通貨のビットコインに注目です。