今回は、ICO調達資金ランキングトップ20において第11位にランクインした、Bancorを紹介します。
Bancor(バンコール)とは
Bancorは2017年にリリースされたイーサリアムベースのトークンです。
この名前は、経済学者のケインズの理論から由来しています。
バンコール
『1940年から1942年にジョン・メイナード・ケインズとエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーが提案した超国家的通貨バンコールは、1940年から1942年にジョン・メイナード・ケインズとエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーが提案した超国家的通貨をのことを言う。第二次世界大戦後に世界経済を安定させるため、英国がブレトン・ウッズ会議でバンコールの導入を公式提案したが、アメリカ合衆国の合意を取り付けることができず、実現には至らなかった。』
ケインズが提唱した考えが長い月日を経て仮想通貨という形で実現しようとしていることもあり、現在非常に注目が高まっているコインです。
Bancor(バンコール)の特徴
Bancorとは、バンコールプロトコルという独自のプロトコルによって通貨の流動性を保ち、市場が硬直することを防ぐ仮想通貨プラットフォームです。
プロトコルについてはこちらの記事をご覧ください!
この技術によって、ICOの資金調達で153,000,000米ドル、日本円にして約167億円を集めました。
もしもコインの流動性が低いと
- コインを買いたいのに買えない
- コインを売りたいのに売れない
といった問題が起こります。
Bancorはこの問題を通貨の兌換制を担保とすることで解決しました。
Bancor(バンコール)の将来性
Bancorの目指している将来像は
『誰もが自由に通貨を生成できるプラットフォームを通して、世界を改革する』
というものです。
資産家兼ベンチャーキャピタリストのティム・ドレイバーの支援を受け、開発も順調に行われており、革新性も十分と言えます。
まとめ
ここまでBancorについて説明してきましたが、流動性リスクを技術で解決しているという点はとても革新的です。
今後どうなっていくかは、人々の流動性への悩みが大きく関わっていくと思われます。
流動性を保つBancorに魅力を感じる人が多く現れれば、バンコールプロトコルを使った通貨も増えていくのではないでしょうか。
そういった意味でも、Bancorにはこれからも注目です!