1月18日、Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)がドメインを取得したサイト「Bitcoin.org」が、仮想通貨Bitcoin論文「ビットコイン: P2P電子通貨システム」の日本語版を含む13か国語(計19ヶ国語)を新たに公開しました。
上述しましたが、Bitcoin.orgドメインは、Bitcoin開発プロジェクトの初期メンバーであるSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)氏とMartti Malmi(マルティ・マルミ)氏が登録・所有していたものであり、現在は初期メンバーの所有物ではなくなっています。
Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)氏が仮想通貨Bitcoin論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を発表したのは、2008年の出来事になり、昨年末に公開から10周年を迎えたことでも話題となっていました。
その論文には、金融機関を通さず取引を行う中央にサーバーを置かず、ネットワークに接続された端末同士でデータのやり取りを行うピア・ツー・ピア(P2P)という仕組みを使い、マイニングによって成り立っているプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムによって取引情報の改ざんを防ぐ仕組みに関して記載されています。
そして翌2009年、同氏がBitcoinのソフトウェアをインターネット上に公開し、同氏がマイニングを実施したことで、Bitcoinブロックチェーンネットワークに初めてのブロック、通称ジェネシスブロック(Genesis block)が誕生し、当時のマイニング報酬は50BTCでした。
今回の日本語翻訳を行なったのは、Bitcoin.orgで主翻訳者として活躍しているというhakka氏(@hakkame7)で、翻訳版公開のタイミングで行なったツイートでもコメントを残しています。
サトシナカモトが創設した https://t.co/WtBioqrdmY に、
ビットコインの日本語板ホワイトペーパーの掲載が完了https://t.co/UCFONLkTZz今回のアップデートでは新たに12か国語が追加されたため、
今後各国にとって更にビットコインがなじみ深いものになればと思う。#Bitcoin #ビットコイン pic.twitter.com/5RtvMHAF1h— hakka (@hakkame7) 2019年1月18日
Bitcoin.orgのビットコインホワイトペーパーはこちらのURLから確認することができます。