今回は、『ICO調達金額ランキングトップ20一覧』の記事で紹介したランキングの中から第7位にランクインした、Tezosについて詳しく紹介していきます。
1位から6位まで
1位 Telegram
2位 Dragon
3位 Huobi token
4位 EOS
5位 Hdac
6位 Filecoin
Tezos(テゾス)とは
基本的にICOはイーサリアムのシステムを基礎として作られている場合が多いですが、Tezosはコンピュータ同士が通信する際の手順や約束事であるプロトコルから独自に開発を行なっています。
公式が動画も公開していますので是非、英語ではありますがご覧ください。
Tezos(テゾス)の特徴
Tezosの大きな特徴は、ブロックチェーンの統治(以下ガバナンス)を開発者ではなく、保有するユーザーが決めていくという点です。
これによって、開発者による集中的な管理を防ぐことが可能になり、ブロックチェーンの分散型を維持することができます。
ユーザーの意思決定の象徴である投票システムは、『Tutrarchy(テトラルキア)』と呼ばれています。
これによってシステムをどう開発し、修正していくかをユーザーが投票によって決めていくことができるのです。
また、これによって開発されたシステムにバグ等が見つかった場合もユーザーが修正を提案することができ、システムの向上に貢献したユーザーには報酬が贈られます。
Tezos(テゾス)の最新情報の入手方法
現在、Tezosは各国に有志のコミュニティがあり、日本にもコミュニティがあります。
Tezos(テゾス)の将来性
ここまでTezosについて書いてきましたが、Tezosはガバナンスを分散化させることを目的にし、ユーザー自身がコインの成長に携わっていく新しいブロックチェーンです。
これによって、ユーザーのアイデアによるオープンイノベーションが起きるというメリットがあります。
開発者が集中して開発を行うのではなく、ユーザー自信が決めていく、まさに新しいイノベーションと言えるのではないでしょうか。
しかし、もちろんデメリットもあります。
ユーザーによる投票とは言っていますが、開発者集団が投票の実験を握ってしまえば結果的に開発車が好きなように開発することができますし、投票による決定ですから抗議することはできません。
しかし、改革なくして成長なしという言葉の通り、革新的なシステムには始めは不安要素も多いと言えます。
Tezosがブロックチェーン業界、既存の社会にどのような影響をこれから及ぼしていくか、今後も注目です!