「ファイナル・ファンタジー」や「ドラゴンクエスト」などの人気テレビゲームで知られる「SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)」の松田洋介社長が、2019年1月1日に公式サイトにて公開された年頭所感の中で、今後デジタルコンテンツの分野でブロックチェーン技術を応用していくことに高い関心を示していることを以下のように明らかにしました。
ブロックチェーン技術も、一時の仮想通貨バブルから落ち着き、仮想通貨のみならず様々な分野に展開をみせている。
ゲーム分野においても、ブロックチェーン技術を用いたゲームや、ゲームプラットフォームサービス等の興味深い動きが出てきており、私たちも、今後のデジタルコンテンツ分野におけるブロックチェーン技術の応用に非常に関心をもっている。
さらに松田氏はゲームのクラウドストリーミングサービスがいよいよ本格化すると述べており、スクエアエニックスの本格参入も期待できるとし、年頭所感での文面では一貫して2019年はデジタルコンテンツ業界で新たに大きな動きがあるという思いが伝わってきます。
ブロックチェーンゲーム
ブロックチェーン技術を活用したゲームアプリは分散型アプリケーション(DApps)などで広く普及し始めています。
2017年末、海外を中心に大きな話題を集めた「CryptoKitties(クリプトキティーズ)」は、仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)を用いて猫のキャラクターを育成していくゲームとして世界的に人気を博し、育成されたキャラクターや最も希少価値の高いレアアイテムが、オークションで「1,000~1,500万円」近くで売買されたことでも知られており、大きな反響を呼びました。
ブロックチェーン×SQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)
すでに、ブロックチェーンゲームとSQUARE ENIX(スクウェア・エニックス)は相性が良いと言われています。
なぜかというと、ブロックチェーンゲームに採用されている「ERC-721」というものが関係あります。
ERC-721とは、簡単に説明すると、代替不可能にして唯一無二のトークンになります。
さらに、仮想通貨であって仮想通貨ではなく、ゲームに登場するキャラクター、武器、防具、装飾品、カードなどが全て、ERC-721トークンと化していると考えることができ、ERC-721トークンと化されたアイテムはデジタルアセットとして、ゲーム内での売買が可能となり、アイテムの売買だけで、より多くの利益を得ることに期待が持てるというわけです。
この先、ブロックチェーンゲーム市場に大手ゲームメーカーが参入するようなことがあれば、イーサリアムやトロンなどdApps領域と親和性の高い通貨に巨大な実需が生まれることになるため、日本の仮想通貨市場にとっても大きな追い風となるでしょう。
【公式】仮想通貨サテライトLINE@登録お願いします!