米送金サービス大手のマネーグラムの会長兼CEOであるアレクサンダー・ホームズ氏は2020年第一四半期の決算説明会の中で、同社とリップル社についての印象を述べました。
同氏は2社の関係性について「特に新しいものを市場に出したり、サービスを拡大したりするという意味では比較的静かな四半期だったと言えるだろう。」と発言しました。
2019年6月、リップルはマネーグラムと「戦略的パートナーシップ」を提携し、リップル社は5,000万ドルを出資していました。2019年、マネーグラムはメキシコへの送金でXRPを使った決済サービス「ODL」の利用などを進めています。
これについてホームズ氏は「昨年後半には多くのことを行い、そのサービスのために多くの新しい送金航路を実際に進めることができた。」と述べています。
しかし、ホームズ氏の以下コメントによるとリップル社はまだサービスやターゲット市場を盤石なものにするとまでは至っていないことがわかります。
「リップル社がサービス拡大を続け、様々なものを動かしながら、彼らが何を求めているのか、製品がどのように見え、どのように感じられるのか、そしてそれを様々な市場にどうやって投入していきたいのかを理解しながら、我々はリップル社と柔軟に対応し続ける。そのため時間の経過とともに変化が生まれてくるだろう。私たちの結果は、四半期ごとや月ごとに変わっていく。」
今回の発表ではリップルがマネーグラムのデジタル資産を利用したクロスボーダー決済と外国為替決済のキーパートナーとして活動することも報告されました。
