どうも!こんにちは!
クリプトマッスルです!
2018年において非常に重要になってくるであろう「クロスチェーン」とは一体何なのかを、仕組みやメリット&デメリット、今後も踏まえて出来るだけ分かりやすく説明します。
クロスチェーンとは
クロスチェーンとは
クロスチェーンとは簡単にいうと、異なるブロックチェーンを繋ぐ技術のことを指します。
現在(2018年9月28日)、ビットコインとイーサリアムのブロックチェーンというのは、それぞれに独立しているので、ビットコインからイーサリアムに換金しようと思ったら取引所に預けなくてはいけなく、余分な手数料が掛かっていました。
そこで、このクロスチェーン技術を利用することにより、直接ビットコインのブロックチェーンからイーサリアムのブロックチェーンへと通貨の換金が可能になるわけです。
クロスチェーンの仕組み
クロスチェーンによる取引を実現する技術を「アトミックスワップ」と呼びます。
アトミックスワップは異なる仮想通貨同士で取引が可能になるシステムです。
詳しくは以前に書いた記事をご覧ください。
→仮想通貨のアトミックスワップ(Atomic swap)とは何か?
クロスチェーンのメリット&デメリット
メリット
第3者を介す必要なし
従来だと異なる通貨の交換をするときは、仮想通貨取引所という第3者を介して行わなければならず、銀行を経由しているのと変わらなくなってしまいます。
それがこのクロスチェーン技術によって第3者を介さなくても取引が行えるようになります。
取引所への手数料がかからない
上述しましたが、異なる通貨を交換する際に取引所を介す必要がないので、当然取引所への手数料を支払わずに済みますのでこれはメリットと言えます。
トラストレスの取引が可能
例えば、AさんとBさんがいます。
AさんがBさんにビットコインを、BさんがAさんにリップルを送るとします。
従来だとAさんがBさんにビットコインを送ったのに、Bさんはリップルを送らずに持ち逃げしてしまう恐れがあります。
しかし、アトミックスワップではこういった中途半端な取引は、その取引自体が全くなかったことになるので全く信頼のない赤の他人にも安全に送金できるようになります。
デメリット
送金速度が遅い
ブロックチェーンの仕組みにおいて取引が承認されないとブロックが出来上がってこないので取引が出来なくなってしまいます。
例えばビットコインの場合だと、取引が全部承認されるまでに6ブロックが必要になり、1ブロックが出来上がるののに約10分てかかるので、最大1時間の間、取引がロックされてしまうことになります。
手数料がかかる
先ほどメリットで手数料がかからないと言いましたが、それは取引所への手数料です。
アトミックスワップでは取引の承認が必要となるので、多くのマイナーによる協力が必要になってきます。
そうなると多くのマイナーへの手数料が発生するので、この点は今後のクロスチェー ンの改善点と言えます。
クロスチェーンの今後
今後、全通貨でクロスチェーン取引が実現できればまさに理想的ですが、現実はそうは甘くありません。
というのもコミュニティによっては技術的な問題があり、そもそもブロックチェーンを使っていない通貨すらもあります。
しかし、現実として異なるブロックチェーンが分断されているこの状況は多くの技術の妨げとなっているのでゆくゆくは改善されるべきでしょう。
また、dAppsというブロックチェーンを使ったアプリが増えてくることが考えられ、そうなると、「異なるブロックチェーンの接続」は必ず必要になってきます。
そして、結果的にクロスチェーンの実現度が、仮想通貨全体の盛り上がりに貢献することになります。
ちなみに、取引所を介さず直接交換する方法というのは、実は他にもあります。
それは「DEX(分散型取引所)」と「サイドチェーン」になります。
マッスルまとめ
ここまで、2018年において非常に重要になってくるであろう「クロスチェーン」とは一体何なのかを、仕組みやメリット&デメリット、今後も踏まえて出来るだけ分かりやすく説明してきました。
例えば、ERC20トークン同士であればイーサリアムのブロックチェーンを使用することで比較的に簡単に交換が可能ですが、全ての通貨がそうはいきません。
仮想通貨がさらに信頼でき、安全に使えるようになるためにブロックチェーンを相互接続するクロスチェーンという技術はこれから必須になってくるでしょう。
今後もクロスチェーンに注目です。