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イーサリアムのプラットフォームで分散型投資ファンドを確立【The Dao(ダオ)】

「The Dao(ダオ)」は仮想通貨について調べていると時々目にする機会も多く、初心者の方からすれば一体なんなんだと思う人も多いのではないでしょうか。

今回はイーサリアムのプラットフォームに構築されたプロジェクトとして、これまでにない新たな考え方によって成り立つ「The Dao(ダオ)」について概要や特徴などを交えて解説していきます。

 

The Dao(ダオ)とは

そもそもTheDaoとは何か。

答えは「自律分散型組織」を意味する「decentralized autonomous organization」の略称であるプロジェクト名です。

このプロジェクトはイーサリアムのプラットフォームにおいて分散型投資ファンドを構築することを目的としたプロジェクトで、2016年にイーサリアムのプロジェクトメンバーによって発足し、現在はドイツの「Slock.it」というチームが開発を引き継いでいます。

このプロジェクトに参加するためには、Daoという仮想通貨を購入しなければいけません。

The Daoはプロジェクト名、Daoは仮想通貨の名前として覚えておいてください。

The Daoは、2016年にICOによってわずか28日間で168,000,000米ドル、日本円にして150億円以上の資金調達をし、大きな話題を呼びました。

 

The Daoの仕組み

The Daoの仕組みを簡単に説明すると、投資ファンドを非中央集権で行うということです。

投資ファンドといえば普通は運営組織が多くの投資家から資金を集めて、運営組織が決めた投資先に投資を行い、利益が発生すれば配当を投資家に配分するものです。

しかし、The Daoにはその資金を集める運営組織がありません。

そこで、スマートコントラクトといった技術や、ブロックチェーンという技術によってより広く資金を集め、Dao(仮想通貨)を保有する投資家たちによる賛成を得ることで投資先を決定するのです。

スマートコントラクトとブロックチェーンについてはこちらの記事をご覧ください!

また、The Daoで利用される資金は、ETH(イーサ)です。

ETHにより資金が集められ、投資がされます。

そもそもThe Daoはイーサリアムのシステム上に構築されているので、イーサリアムを利用したサービスの1つがThe Daoということになります。

 

The Dao事件

2016年6月17日、The Daoのプログラムコードの脆弱性に目をつけた悪質なハッカーがThe Daoの保管する資金を別のアドレスへ移動させてしまう、The Dao事件と呼ばれる事件が起こりました。

これは、イーサリアムのブロックチェーン上に書かれたThe Daoのスマートコントラクトにバグがあったことが原因とされています。

結果的にイーサリアムは、ハードフォークという対抗策によって奪われた資産を取り戻しました。

しかし、これはイーサリアムの運営は、自分たちに不利益な条件になった時、それをリセットすることでハードフォークをする権限を備えているということを世間に知らしめることになりました。

ソフトフォークとハードフォークの違いとは?を簡単解説!

 

まとめ

今回紹介したThe Daoは革新的なシステムで多くの注目が現在も寄せられています。

しかし、上記のような事件も発生し、少なからずデメリットもあることを理解しておきましょう。仮想通貨やICOは日本ではまだ詳しく知っている人が多くはなく、なんとなく投資をしている人も多いのではないでしょうか。

しかし、ブロックチェーン自体に問題はありませんが、スマートコントラクトによって派生した機関に大きな不備が発生していることは十分に考えられます。

仮想通貨やICOに投資をするときは、リサーチを十分に行った上で投資を行いましょう!

仮想通貨サテライトではこれ以外にも様々な記事が書かれていますので、ぜひそちらもご覧ください!