Steller(ステラ)のチャート分析
Steller(ステラ)のチャートを、テクニカル分析目線で見るとどのようなことがわかるでしょうか。
上図からもわかるように、ここ半年ほどのSteller(ステラ)のチャートしては、ビットコインのチャートに似ていると言えるかなと思っています。
2018年1月の大きな高騰からの下落途中で、3回ほど同じ価格で反発をしている印象で、このことが何を意味するのか、2018年10月時点での考察を以下に書いてみたいと思います。
三角持ち合いの状況
Steller(ステラ)のチャートは、2018年1月4日の最高値からは大幅に下落していますが、同じ価格帯で3回ほど反発をしています。
これはチャート分析でいう「三角持ち合い(三角保ち合い)」を続けている状況です。
三角持ち合い(三角保ち合い)とは…
株価は上昇・下降をしながら推移していきますが、上下幅が大きいときもあれば、小さいときもあります。株価の変動が一定の範囲で継続している状態を「持ち合い」といい、株価の上昇・下落の値幅が徐々に狭まっていき、チャートの形が三角形のようになる状態を「三角持ち合い」と呼んでいます。三角持ち合いが出来ると、その頂点で株価がどちらかに大きく動く場合があるので、注目されます。
三角持ち合いのパターンとしては3種類あります。
(1)均衡している三角持ち合い・・・出来た三角形が二等辺三角形で株価がどちらに向かうのか先行き不透明な状態。
(2)先行き強気の三角持ち合い・・・出来た三角形の左上が直角に近い状態で、上昇に向かう可能性が高い。
(3)先行き弱気の三角持ち合い・・・出来た三角形の左下が直角に近い状態で、下降へ向かう可能性が高い。(引用元:SMBC日興證券HP)
常識的なテクニカル分析としては、そろそろブレイクが起こりどちらかの方向に一気に値動きすると予想するのがセオリーです。
また、反発の価格帯はおおよそ0.2ドルあたりです。この価格がテクニカル分析上は底値だと言えます。
買い時の考え方
セオリー通りの買い方をするのなら、
- 三角持ち合いのブレイクを狙う
- 三角持ち合いの次の反発を狙う
の2つが考えられます。
①三角持ち合いのブレイクを狙う
①のブレイク狙いであれば、日頃Steller(ステラ)のチャートを見ていく中で、出来高を伴って急な値動きをする場面があるはずです。
その際に大きくポジションを持てば、そのままボラティリティのあるトレードを行うことに成功するでしょう。
②三角持ち合いの次の反発を狙う
また、②の反発狙いなら、Steller(ステラ)が0.2ドルを切った際に購入すれば、それ以下の価格にはなりにくいことがチャート上確認できるので、次の上昇の際に利益を出すことができるでしょう。
Ripple(リップル)との相関性
また、Steller(ステラ)の価格変動の特徴について知っておいて損のない情報として、Ripple(リップル)との相関性があります。
Steller(ステラ)は個人向け、Ripple(リップル)は法人向けの国際送金仮想通貨として用途が類似しており(もしかしたら開発者が同じという点で投資家意識に関連性が反映されているのかもしれません)、Ripple(リップル)が高騰するとSteller(ステラ)も高騰する、というように連動しがちだということがチャート上で確認されています。
もちろん、Ripple(リップル)とSteller(ステラ)は別々の仮想通貨なので、この連動性は必須のものではなく、この傾向がずっと続く保証はありません。
しかし、他の仮想通貨との兼ね合いでの価格変動はあるので、頭の片隅に入れておきましょう。
Ripple(リップル)で何か事件が起こって価格が下がった場合、Steller(ステラ)の価格も下がる可能性があり、逆に何かポジティブなニュースがRipple(リップル)界隈であれば、その恩恵に授かれる可能性があるということです。