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BitMEX(ビットメックス)の気になる【手数料】とは?

仮想通貨取引と行う際には、様々なタイミングで手数料が発生することがあり、手数料は取引所や取引方法によって大きく異なります。

今回はBitMEX(ビットメックス)の手数料を例に取りながら、仮想通貨取引における手数料についてご紹介していきます。

 

BitMEX(ビットメックス)の手数料

BitMEX(ビットメックス)にログイン後、「参考情報」タブから「手数料」の項目を確認することができます。

イーサリアムとビットコインの手数料一覧が表示されますので、ここではビットコインの手数料に注目していきます。

メイカー手数料

Maker(メイカー)手数料は、注文板に載っていない(まだ売買が成立していない)金額で注文を出した場合に発生する手数料のことです。

BitMEX(ビットメックス)では、このメイカー手数料がマイナスに設定されています。

手数料がマイナスということは、メイカーの取引を行えば行うほど、取引手数料がユーザーに還元されていくことを意味します。

大きな金額で取引をした場合や、頻繁に取引を行う場合には、この手数料による収益が馬鹿にできないものになっていきますので、BitMEX(ビットメックス)で取引される場合には強く意識しておきましょう。

テイカー手数料

Taker(テイカー)手数料は、既に注文板に記載されている金額で取引を行った場合に発生する手数料です。

例えば上の様な注文板の状態で、売り注文が出されている4189.5USDの価格に買い注文を出した場合、発生する手数料はテイカー手数料となります。

指値注文に限らず、成行で約定した場合にもテイカー手数料が発生します。

BitMEX(ビットメックス)のテイカー手数料は0.0750%となっており、メイカー手数料のようにマイナス手数料とはなっていないため、取引を重ねるほどに手数料を支払う必要が出てきます。

また、この手数料は売り注文と買い注文それぞれにかかりますので、仮に1XBTの売りと買いを往復した場合、0.0750% × 2 = 0.150%の手数料がかかることになります。

取引の際にはこういった手数料もきちんと計算した上で、メイカーとテイカーをうまく使い分けていきましょう。

ロング/ショートの資金調達

ロングの資金調達、ショートの資金調達に記載されている手数料は、一定時間ポジションを持っている場合にかかる手数料のことです。

手数料率は通貨の値動きによって変化しますが、現時点で基本的にはロング(買い注文)だとマイナス手数料、ショート(売り注文)だとプラス手数料となります。

あまり意識しすぎる必要はありませんが、ショートポジションを長時間持つ場合は気をつけるとよいでしょう。

 

まとめ

BitMEX(ビットメックス)は手数料をきちんと把握して取引すると、マイナス手数料を利用して取引額以上に利益をあげることも可能です。

今後手数料率が変更される可能性などもありますので、BitMEX(ビットメックス)から発表される情報には定期的に目を通しておくようにしましょう。