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ナスダック、ビットコイン先物を2019第1四半期に検討か

世界の証券取引所で第2位に位置するナスダック(NASDAQ)は今月27日米ブルームバーグの報道によると、2019年第一四半期にビットコイン先物の取引を開始することを検討していることが判明しました。

ブルームバーグ本文

ブルームバーグは事情に詳しい関係者2人」の話として、次のように語っているとしています。

「ナスダックは、ビットコインの先物取引を計画しており、過去1年間に仮想通貨市場に大きな乱れによって価格は減少した。しかし、米商品先物取引委員会(Commodity Futures Trading Commission:CFTC)の懸念を払拭するための作業をしている。」

ナスダックによるビットコイン先物の上場計画は、ビットコイン価格が13か月ぶりの安値を記録しているにも関わらず引き続き行われるというから驚きを隠せません。

 

VanEcがナスダックとの提携を発表

ナスダックは、ビットコイン先物の検討をしていることに続いて27日、米ニューヨークで開催されたカンファレンスである「コンセンサス」にて、VanEck社との提携をディレクターであるGabor Gurbacs(ガボール・ギャバックス)氏が発表しました。

VanEck社とは、米国最大の資産運用会社の1つで、1955年に創設しました。

そして、1968年に、最初のゴールドファンドであるVanEck International Investors Gold Fund(INIVX)を立ち上げ、現在では、VanEckの為替トレーディングファンド(ETF)は300億ドルの運用資産を有し、それはETF発行者JPモルガン、ゴールドマン・サックス、バークレイズ以上のもとなっているとしています。

VanEckは50以上のETFを提供し、また、銀行、年金基金、慈善団体を含む400以上の機関の資産を管理しています。

 

ビットコイン先物による将来への期待感の高揚

ナスダックがビットコイン先物上場を最初に示唆したのは約1年前の2017年前の7月のことで、当初の予定では18年半ばまでに上場すると発表していました。

この発表は、シカゴオプション取引所(CBOE)とシカゴマーカンタイル取引所(CME)が17年11月末を業界初のビットコイン先物取引開始日に設定した直後のことで、それに伴い、仮想通貨市場の価格は大きな上昇を見せる形となりました。

そして以前は、インターコンチネンタル取引所が創設したデジタル資産プラットフォームのBakkt(バクト)はビットコイン先物取引をナスダックより先の12月に予定していました。

しかし、11月20日、同社のCEOであるKelly Loeffler氏が、ビットコイン先物取引の取引開始時期を「2019年1月24日」に延期することを発表したことで、2019年第一四半期の期待感がより一層高まっています。

これに加えて今回の、ナスダックのビットコイン先物開始は、市場の投資家やユーザーによるビットコインの関心が強まることが予想され、仮想通貨市場にとっては大きな前進になるでしょう。

 

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